表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化進行中!】角うさぎなのですよ! 〜最弱魔物から神獣目指して生き抜くのです!〜  作者: カサイサン
第二部 角うさぎなのですよ! 〜うさ耳少女の神様修行〜
622/623

修行 その十四 神子 失礼しちゃうのよ?

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。

m(_ _)m


今日は、「わたしの心はおじさんである」の書籍と漫画版の三巻が届く予定なので執筆はお休みです。

カサイサンの次回作にご期待ください。


これからも楽しんでいただけると嬉しいです。

たしか、お肉にして食べるには血抜きをして、()()()()しないといけないのよね?

えーっと、いのししさんの首のところの太い()()()()を切ってと。

それから土魔法で坂を作って、あとあと血でびしょびしょにならないよーに穴も掘って、準備完了!


「お兄ちゃんたち! 血がぬけたら、()()とか()()()()とか取ってね?」


メルルがいのししさんをやっつけてから、二人ともぼうっとしてたんだけどね? 急に大きな声で言ってきたの。


「アホか! こんなバカデカい猪の解体なんぞできるわけねえだろ! オレたちができるのはせいぜい鳥とかうさぎぐらいだっつーの!」


「はぁ……オレたちは力もないし、ちっこいナイフしか持ってないんだよ。こいつを解体すんなら、大人の男が4、5人はいるんじゃねえか?」


そうなの? みんなで頑張ればできそうな気もするんだけどなあ……。

うーんと、武器ならメルルが貸してあげてもいいけど、大人の()は近くに居ないからなぁ。リルお姉ちゃんとランお姉ちゃんを呼ぼうかな?

でも、せっかく子供だけでここまでやったんだから、最後までメルルたちだけでやりたいなぁ……。どうしよっかな?


そうだ! いのししさんはメルルのアイテムボックスに入れておいて、解体はあとでやってもらえばいいの! 孤児院のみんなが食べきれないくらい、たくさんお肉があるんだから。きっとみんな喜んでくれるの!

えへへ、今から楽しみ!


「わかったの。それじゃあメルルがもって帰るから、戻ってから()()()()してもらお?」


「持って帰るったって、一体どうやって……。待てよ? まさか、おまえ収納魔法まで持ってんじゃねえだろな?」


「……オレはもう、こいつのやることに驚くのはやめた。持って帰れるってんなら、できるんだろうよ」


なんだか、呆れてるっぽい? ため息まじりで言われてるんだけど、まるでメルルが()()()()()()みたいに言うんだもの。失礼しちゃうのよ?


メルルはランお姉ちゃんや智神様にお勉強を教えてもらったんだからね? お兄ちゃんたちよりも、ずうっと物知りなんだから!


ちょっぴりほっぺをふくらまして、怒ってますアピール? をしていると、お兄ちゃんたちは謝ってくれたの。


「なんだか分からんが……スマンかった、チビ助」


「……今まで疑ってて悪かった。たしかにおまえさんは神様の子供なんだな。人間の常識が通じないところなんか、まさにそうだ」


疑ってたの? まあ、信じてくれたなら別にいっか。

それじゃあ、そろそろ血抜きも終わったし、アイテムボックスにしまって帰りましょ、っと。


うん? こっちに近づいてくる気配があるの。血の匂いに誘われてきたのかな?

……二足歩行で……体は小さくて、臭い匂いがするからゴブリンかなぁ。

ゴブリンなら、お兄ちゃんたちのレベルアップに使えるし、少し待ってみてもいいけど……。


な、なんだろう?

Gランクの魔物であるゴブリンなんて、メルルの敵じゃないのに……。


なんで……?


なんで、メルルの足がふるえてるの?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
》北海道や東北、高原地帯など寒い地方はゴキがいない、または非常に少ないので、苦手な人は是非移住してきてね?(=´∀`) ゴキブリは、熱帯~温帯の生物なので、北海道の渡島半島以南には居ないです。 ただ…
あたし、アンチジャイアンツですが、それ以前にアンチ野球です。アンチ野球番組です。アンチ野球観戦です。アンチスポーツ観戦です。アンチスポーツですづ!!! あたしは、スポーツ大っっっ嫌い! まぁ、あたし…
更新お疲れ様です。 >何故足が震えているのか? まぁメルルちゃんがいくら強かろうが、多分本気の『害意』や『殺意』を向けられた経験はまだ無いでしょうからなぁ…。才能だけなら遥かに上の筈のルーキーが、格…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ