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【書籍化進行中!】角うさぎなのですよ! 〜最弱魔物から神獣目指して生き抜くのです!〜  作者: カサイサン
第二部 角うさぎなのですよ! 〜うさ耳少女の神様修行〜
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修行 その七 愛護神の巫女 しばりぷれい? なの!

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。

m(_ _)m


メルルちゃんは優しくて面倒見が良いタイプだそうです。うちの甥っ子に爪の垢煎じて飲ませたいですね。

イタズラ好きだし言うことを聞かないし。でも、高校生くらいになって落ち着いたら、それはそれで寂しく思うかも。(^^;


これからも楽しんでいただけると嬉しいです。

 午後の授業を終えて、今は夕食前のひと時。

 子供たちは神殿の中庭で走り回って遊んでいます。

 追いかけっこやかくれんぼなど、単純だけど懐かしい遊びに、わたしも混ざって一緒に走ったり笑ったり。


 メルル様は当然のこと、リル様もご一緒に遊んでおられますね。リル様は、見た目はまあ孤児院に居てもおかしくない年頃ですから、違和感なく子供たちに混じって……本当にまったく違和感が無いですね!

 なんなら、一番楽しんでいらっしゃるのでは? 精神的にまだお子様なのかしら……?

 なんて、ミラお姉ちゃんの眷属であり亜神であらせられるお方に対して、失礼なことを考えてしまい申し訳ございません。

 兎も角、神の子と亜神が普通の人間の子供たちと屈託なく楽しんでいる様はとても微笑ましいですね。


 特にメルル様はすでに女の子たちと非常に仲良くなったようです。さすがはメルル様!

 三歳とのことですが、年齢のわりに意外にも面倒見が良く、少し年上の子の手を引いて鬼役から逃げています。

 あの子はたしか引っ込み思案の内気な子でしたが……メルル様と走っているうちに満面の笑顔で楽しんでいる様子。


 と、メルル様が捕まってしまいましたね。それも、一緒に走っていた子をかばって逃しているのが、愛護神であるミラお姉ちゃんの娘さんらしいです。ご自分もまだ小さなお子様なのに、子供を守られるのですね……。


「つかまっちゃったあ!」


 笑って両手をあげバンザイをした後。


「ようし! こんどはメルルがつかまえちゃうぞー?」


 と言って、キャーキャー逃げまわる子供たちを追いかけ始めました。わたしももちろん逃げますけどね!


 ちなみに、本来なら神の子であるメルル様や亜神のリル様は、人間の子供など問題にならないほどの運動能力をお持ちではありますが、今は普通に追いかけっこで勝ち負けしております。

 なんでも、自らの能力を自分で人間の子供並みに抑えることができるそうで……。


「ママにおしえてもらったの! しばりぷれい? だって!」


 とのこと。

 ラン様の説明によると、本気を出すのも大人げないし、かといって手加減して遊ぶのもつまらない。なので、ステータスに制限をかけて全力で遊ぶのがメルル様のお気に入りなのだそうです。

 成長とともに、月神様の眷属である玉兎様たち……魔物の大暴走(スタンピード)の時に助けてくださった神獣様ですね……よりも強くなってしまい、遊んでも楽しくなくなったので、ミラお姉ちゃんから教えてもらったとか。


 メルル様はその出自にも関わらず、いえ、だからこそなのか公平でお優しいお方なのでしょうね。


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― 新着の感想 ―
更新ないけど、お元気してますかぁ? で、細かい話。 『ステータス制限』ですけど、その解除キーを『ランに預けている』(月宮ではもちろんミラママに預けていた)とすると、リアリティが増しそうに思えます。 …
感想ってか、『読者側から見た意見』です。 読む側からすると『これは誰の一人称視点かな?』ってなっちゅうので、毎話『side リルカ』を入れたほうが良いのではないかと。 まぁ、よく注意して読めば誰視点…
高い身体能力だけで問題解決しようとしたら、脳筋になっちゃいますからね(笑) 低すぎるのも問題だけど、スキルや応用力、問題解決能力を鍛えるには、身体能力の制限は有効です。 今ある手札だけで、目的を達成す…
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