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【書籍化進行中!】角うさぎなのですよ! 〜最弱魔物から神獣目指して生き抜くのです!〜  作者: カサイサン
第二部 角うさぎなのですよ! 〜うさ耳少女の神様修行〜
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修行 その三 愛護神 テヘヘ、噛んじゃった!

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。

m(_ _)m


ようやく夏休みが終わります〜。(^^;

長野県は夏休みが短くて、だいたいお盆が終わったら2、3日、長くても20日くらいには終わりますね。子供の頃はなんで短いんだ!ズルい!と思ってましたが、代わりに秋の中間休みとかあって農繁期の名残りらしいです。

まだまだ暑い日が続いてますが、お体に気をつけてくださいませ。


これからも楽しんでいただけると幸いです。

「初めまして、メルルーナ様。わたしは愛護神ミルラーナ様にお仕えする巫女、リルカと申します。こちらこそよろしくお願いいたします」


 リルカちゃんも、もちろん子供好き。神殿にある孤児院や学校の子供たちにも優しく接して、面倒をみてるのは知ってるんですからね。

 わたしの腕の中にいるメルルに優しく微笑んでご挨拶すると、メルルはニコパでお返事。


「うん! よろしくね、リルカしゃん!」


 答えた直後に、しまった噛んじゃった! とばかりに小さな両手で口を押さえるメルル。その可愛らしい仕草に神殿の中にいる全員が胸を撃ち抜かれたのです。もちろん、わたしもね?


 うちの子、可愛いー!!


 と、叫んで思い切り高い高いしてクルクル回りたい衝動を必死に抑えるわたし。

 落ち着け! そんなことしたらせっかく演出した威厳が裸足で逃げ出してしまうのです!


 全力で表情筋を制御、メルルと目を合わせてニッコリ微笑み大丈夫だよと視線で伝えると。テヘヘと恥ずかしげに自分の垂れ耳に手をやり撫でているメルル。そんなところも可愛……以下略。

 温かい目で見つめるリルカちゃんに気付き、気を取り直して伝えるのですよ。


『……コホン。では、娘をよろしくお願いするのです。とりあえずは一日。メルルを預けるので、人の暮らしを体験させてあげて欲しいのですよ。そして、人との関わり方を学び、願わくば友誼を結べる相手が見つけられるように』


 その言葉に驚きのあまり広間にどよめきが起こるのです。まあ一般信者には伝えてなかったですから仕方ないですけど。神様降臨に続いて神の子を預かる、いわば託児所になるわけですしね。そりゃあ驚きもするのです。


 だけど、リルカちゃんは動じず返すのですよ。


「かしこまりました、ミルラーナ様。誠心誠意お世話をさせていただきます」


 リルカちゃんの返事にまたどよめく信者たち。ですが、今度の驚きはさっきとは少し種類が違うのです。

 メルルを、神の子を預かるのに一切動揺せずに受け入れたリルカちゃんのクソ度胸というか、覚悟ガンギマリっぷりに驚いた感じですね。えっ、マジで? みたいな。


 まあ、先に知ってたからなんですけどね。ちょっとズルした形ですが多少の箔付けにはなったかな。

 少なくとも、祭神が自分の子供を預けるに足る程度には信頼はされていると。そしてそれを即座に受け入れる器の大きさもね?

 これで巫女にして聖女リルカちゃんの立場も安泰なのです!


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