番外編 その43 ミラさんの育児日記11
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
ミラさんの角うさぎモードのイラスト案が届きました。めっちゃ可愛い。モフリたい。
赤い目をした、下ぶくれのうさぎ顔。白毛でやや長毛。モフリたい!!可愛い!一番初めに見れるなんて、作者で良かった!(^o^)
あっ、一番初めはたぶん担当さんでしたね。メンゴメンゴ。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
その後も議論は続いたのです。
神の子として、あまり人間と関わらずに月神宮や他の神々の神域で育てるべきだという地母神様やリリアナさん。
対して、神の子とはいえ肉の体を持つ生命として、地上で人間とも関わり経験を積むべきだという、わたしやランたち眷属とディアお母様。
どちらも一理あるんですよね。
リルやレイはちょっと難しい話にはついて行けてないようですが、基本的にはわたしの意見に賛成。ユルグルコンビもわたしの側ですね。こっちはちゃんと理解して賛成してるようですけど。
ルーナ様は親バカだから論外。娘をずうっっっと手元に置いておきたいようですけど、いつかは親元からは巣立っていくものですからね?
人生……いや神生、諦めが肝心なのです。
例えば、好きな人……神でも眷属でもいいですが……ができて、結婚したりとか。
『うわーん!なんてこと言うのさ、ミラちゃん!?メルルがお嫁さんになるなんて、僕は絶対認めないからね!』
……自分で言っといてなんですが、今からそんなんで大丈夫ですか?
お婿さんの条件に、一発殴らせろ(必殺の衛星墜落)とか。
あるいは、僕(序列第三位の神)より強くないと婿として認めない!とか。
……無理ゲーじゃね?
あんまり無理難題ふっかけると、メルルに嫌われてしまうのですよ?
『くっ……だけど、可愛いメルルを預けるに足りる男なんているの?』
まあ、そこは同意しなくもないですけど。
でも、想像してみるのです。
……美しく成長したメルルの花嫁姿とか見たくないですか?
綺麗な嬉し涙を流しながら、父親に感謝を告げる愛娘を。『ありがとう、お父さん』って。
『うわーん!!メルル〜幸せになるんだよぉ〜〜!』
娘の花嫁姿を想像してしまい、急に号泣するルーナ様。そして、ドン引きするわたし。マジか、こいつ。
苦笑いして止めに入るのはディアお母様なのです。
『ミラ……自分の旦那様であまり遊ぶものではありませんよ?ルーナ様も。気が早いにも程がありましょう』
うっ、ごめんなのです。ルーナ様も。メルルが嫁に行くにしろ、行かないにしろ、まだまだずっと先の話ですからね。気を取り直して、話を続けるのです。
『グスッ……うん、ごめんねミラちゃん。メルルの幸せを願うなら、いつかは手を離さなければいけない時が来るんだね。その時までに覚悟を決めとかなきゃ……』
全然、取り直せてなかったのです!
想像だけでダメージ受けすぎですね!?




