番外編 その33 ミラさんの育児日記1
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
子育て日記が終わったら、メルルちゃんメインで第二部突入(予定)!
ただし、大まかな流れだけで何にも決めてない!
再び、行き当たりばったりの連載になるのか⁈
∑(゜Д゜)
これからも楽しんでいただけると幸いです!
「あう〜」
『ハイハイ、なんですか?』
「だー!」
『そうですか〜、それは良かったですねぇ』
「きゃっきゃっ」
両手足を元気に動かし、ニコニコと笑っている我が娘。思わずこっちもニコニコしてしまうのです。
名付けと祝福で一気に新生児から数ヶ月分は成長したわけで、もうお目目もぱっちり開いてるし、ほっぺもフクフク下ぶくれが可愛いですね。意味の通じない会話も何が楽しいのかめっちゃ喜んでるのですよ。
ちなみに瞳の色はわたしと同じ真紅。ルーナ様の遺伝は巻き毛だけなのです。
フッ、勝った!
将来はわたしに似た美女になるに違いないのです!
『いやいや、何を言ってるのさ、ミラちゃん。
目元とか僕そっくりだよ!娘ってのは父親に似るものなのさ!』
『何を不毛な争いをしてるの……。オークも食わないわよ?』
仲裁に入った地母神ことアシュアンナお義母様。
まあ、いつものお約束みたいなものですけどね。
わたしたちがいるのは月神宮の中庭。
柔らかい草の上に敷物をしいて座り、談笑しているのです。
メルルはわたしの膝の上。もう首が座っているから縦に抱いても問題無いし。今はわたしのお胸を枕にして前を向いている状態なのです。
自分に注目が集まっているのが嬉しいっぽい?キョロキョロとみんなの顔を見ては、キャッキャとご機嫌さんですね。
と思ったら、急に真顔に。
それから涙目になって泣き出したのです。これは……オシッコかウンチが出たようですね。
くるくると変わる表情にまた笑顔を誘われるのです。
『ハイハイ、すぐキレイキレイにするからね〜?』
『ミラお姉様、ここはわたしたちが』
ランちゃんが申し出てきたので、お任せすることに。……いや、けっして手抜きしてるわけじゃないんですよ?
ただ、ランちゃんたちの「お世話したいオーラ」が溢れまくって、逆らえないというか。わたしもオムツ替えくらいできるし、やるんですけど、その場合とても残念そうにされるし。
今では、わたしの眷属と玉兎パイセンたち、さらにはディアお母様やアシュアンナお義母様まで含めてローテーションを組み、オムツ係、お風呂係、寝かしつけ係と交代でお世話しているのです。
わたしは授乳したり、抱っこして遊んだり愛でたりするだけ。
……こんな楽な子育てでいいのかしらん?
なんだか、世のお母様たちに申し訳ないですね。
『何をおっしゃいますか。ミラお姉様は月神ルーナラーナ様の伴侶にして愛護神であらせられます。
人間の貴族や王族でさえ、侍女や乳母がついてお世話するのですから、この程度は当然のことです!』
なんか力説されてしまったのです。
うん、まあ楽に越したことはないし、感謝するのですよ。
魔法で綺麗に洗浄して、オムツも替えてもらったメルルを受け取るのです。さっぱりしてご機嫌さんに戻ったようですね。良かったですね〜?
「あっがい!」




