番外編 その25 ミラさんの出産死闘伝②
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
次の締め切りまで若干余裕があるので、また週一で更新いたします。が、余裕がなくなったら遅れるかもしれません。というか、最初から不定期って言っておけばいいのかな?σ(^_^;)
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
『ルーナ?』
『申し訳ありません、母上! もうしませんからここに居させてください!』
腰を直角に曲げて頭を下げているルーナ様。
雉も鳴かずば撃たれまいに……。
『(まったく、なに考えてるんですか、ルーナ様!)』
『(いや、ミラちゃんの苦痛を紛らわせようと思ってね? 良かれと思ってやったんだけど、母上はこと出産に関わることでは冗談が通じないからなぁ)』
ハァ……。芸人じゃあるまいし、今さらウケ狙いだけでやったとは思わないですけどね?
さすがに時と場所をわきまえて欲しいのですよ。
って、イタタタタ……。
ほら! 腰のあたりを揉んで揉んで!
『分かったよ! こうかい?』
さっきまでならよかったけれど、今の陣痛ピーク真っ最中ではイマイチですね! チェンジで!
『ガーン!』
『ミラお姉ちゃん! 次はリルが揉んであげるのよ!』
よし、選手交代! 二番、角うさシスターズ次女、リルの登場なのです!
『んしょ、んしょ。どう? ミラお姉ちゃん』
……うーん。悪くないんですけど、まだ力が足りないですね。
『力が足りないのね? 分かったの!
それっ、神獣変化! それからそれから身体超強化なの!』
おお! 亜神トライホーンとしての全力ですね?
あ〜〜〜これは効くわぁ……。ちょっと楽になってきたのです。
さすがはリル。わたしの今世、いやもう前世かな? の最初の家族ですね! オークキング戦の時からそうですが、ここぞという時に頼りになるのです!
『フッフーン♪ ミラお姉ちゃんの役に立てたならとっても嬉しいの!』
ニコニコと本当に嬉しそうに腰を揉むリル。ほんまにええ子やなぁ……。後で頭を撫でてあげるから、もうちょっと頑張ってね?
『レイも! レイも役に立つのデス!』
はい、無駄な対抗心を持ってくるのはいつものことですね。でも却下で。
『なんでデスか!?』
いや、普段の行ないが悪いのですよ。信用が足りないというか。
唇を尖らせて渋面になるレイなのです。気持ちは嬉しいんですけどねえ……。そうだ! 試しに他の誰かをマッサージしてみて、問題がなければ揉むのを許そうじゃないですか!
希望が見えたのか、パアァと明るい表情になるレイ。うんうん、頑張るのですよ?
それじゃあ誰を揉んでもらおうかなぁ……?
防御力特化キャラといえば元虹蛇のユルグルコンビですが……。
ユルンは口をへの字にして嫌そうに全力で首を横に振り、グルンはおっとりにこやかに両手でバツ印を作っているのですよ。まあ、ユルンはレイの暴走被害者の会、会長ですからね。致し方なし。
あとは地龍王たるディアお母様も防御力には定評があるけれど、お産のお手伝いでそれどころじゃなさそうですね。
となると、暇そうなのは……。
『……なんでこっちを見るのかな、ミラちゃん?』
ユルン(`へ´*)≡(*`へ´)
グルン(*^-^)✖️
ルーナ様((;゜Д゜))))




