番外編 その7 愛護神の聖女
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
暑い日が続いておりますが、皆様熱中症などにはお気をつけくださいませ。
今年も、3階の売り場て熱中症になった従業員が出ました。冷房が効いてるはずの店内で熱中症っておかしくね?
外よりはマシですが、毎日汗だくで働くカサイサンでございます。
あ゛ー。(*´Д`*)仕事のあとのビールうめぇ。
これからも楽しんでいただけると幸いです。
「聖女様、お勉強のお時間でございます。」
「はい、すぐ参ります。お父さん、お母さん、行ってきます。」
「いってらっしゃい。」「気をつけてな。」
いつもの神官のお姉さんに着いて行って、学校に行くの。
村はずれにできた神殿の横に、子供を集めてお勉強する教室も作ってもらったんだけど、そこで村のお友達と一緒にお勉強しているのよ?
もう、あれから5年も経ったのよね……。
最後にミラお姉ちゃんと会ってから……。
あの時、太った神官さんがミラお姉ちゃんに罰を受けて消えてしまった後。
神様であるミラお姉ちゃんが降臨したって、大騒ぎになってね?
慌てて出てきた他の神官さんに色々とお話しして、リルカとパパとママをお家に帰してくれたの。それも魔法を使って一瞬で!
やっぱりミラお姉ちゃんはすごいの!
それからミラお姉ちゃんはリルカの手鏡に新しく加護を付けてくれて、その上、眷属である狼のランちゃんをわたしの護衛として残してから月に帰っていったの。
ランちゃんが人間に変身した時はビックリしたなぁ。
大人の女の人だから、ランお姉ちゃんって呼ばないとダメかな?
ランお姉ちゃんのお話では、ミラお姉ちゃんはリルカに加護を与えてくれたんだって。
なんでも、眷属以外に与えたのは初めてだって。
そのことは、ミラお姉ちゃんが神官さんたちに直接話したんだけど、神官さんたちがわたしのことを愛護神の巫女様とか、聖女様だとか言い出したの。
それを見たミラお姉ちゃんは……。
『リルカ。あなたはどうしたいですか?』
その頃のわたしはまだ小さくて、お姉ちゃんの言っている意味が分からなかったの。
それを察したミラお姉ちゃんは続けてこう言ったの。
『わたしの加護を与えたリルカならば、わたしの巫女として扱っても構わないのです。そうすれば、わたしが月に帰っても、たまに直接お話しできるのですよ。
ただしその場合、ご両親と離れて神殿で暮らさないといけなくなるかもしれないですね。』
「またパパとママと離ればなれになるのは嫌なの!」
ミラお姉ちゃんは優しく微笑んで頷いてくれたの。
『分かったのです。もちろん、子供と親を引き離すようなことはしないし、させないのですよ。
そうですよね?』
ミラお姉ちゃんが神官さんたちに確認すると、少しだけ残念そうにしながらも納得してくれたの。
ミラお姉ちゃんのおかげで、またパパとママと一緒に暮らせるようになったのよ!
ありがとう!ミラお姉ちゃん!
村に戻ったあと、若い神官さんたちがやって来て、村に神殿を作らせて欲しいって言ってきたの。
その中には、前にミラお姉ちゃんのお話を聞きに来ていた人もいたから、村長さんも安心して許可してくれたの。
そしたらランお姉ちゃんが魔法で、あっという間に石造りの立派な神殿を建てちゃって、村のみんなも神官さんたちもとっても驚いたの!
『ミラお姉様を祀る初の神殿ですからね。
下手な物を作られてはたまりませんから。』
ランお姉ちゃんは平気な顔でそう言ってたけど、ミラお姉ちゃんの眷属様はやっぱり凄いなって、みんな感心していたのよ?
今はミラお姉ちゃんの神殿で巫女の見習いをしているの。勉強を教えてもらったり、怪我を治す魔法の練習をしたり。
ランお姉ちゃんが言うには、ミラお姉ちゃんの加護は回復魔法の効果を高めてくれるんだって。
だからリルカはたくさん練習して、立派な魔法使いになろうと思うの。
お母さんを助けてくれたミラお姉ちゃんみたいに、たくさんの人を助けられたらいいなって。
そんなお話を神官さんたちにしたら、みんながリルカのことを聖女様って呼ぶようになったの。
リルカはただの村娘なのにね?
いくら言ってもやめてくれないから、もう慣れちゃったけど、変なの!
巫女 lv7 ♀
名前 リルカ
HP 17
MP 188
STR 11
VIT 21
AGI 17
MGI 159
スキル
魔力感知 魔力操作 光魔法 神託
称号
愛護神の巫女 小さな聖女 愛護神の祝福 愛護神の加護 可愛い妹分




