愛護神 その17 揉みくちゃにされる神(プニ化身)
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
風邪ひいたかも。
昨日は朝から喉が腫れぼったい感じでした。
それでも熱は無いし、体も動くので出勤しました。
その前に、同僚が一人風邪ひいて休んでたんですよね。うつったかな?
二月くらいに風邪ひいてるんで、抵抗力が残ってるといいなぁ。今日あたり、さらに腫れてるかも。重くならないといいなぁ。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
疑いの目で見つめていると、玉兎パイセンたち(バニーガール姿)がルーナ様(プニ化身)にロックオン。
『まあまあ! なんてお可愛らしい主様でしょう!』『そうそう!』『そうですそうです!』『こんな愛らしい主様を見れるなんて……。』『地上に来てよかったです!』『お留守番組が可哀想ですねぇ。』『彼女たちに代わって、わたしたちが存分に愛でましょう!』『そうしましょう!』
『ちょっ……! 待っ……!』
哀れ、プニ化身はパイセンたちにもみくちゃに撫で回されているのですよ。
『ああっ……! この頬っぺの柔らかさと言ったら!』『御髪もふわふわです!』『香りもたまりませんね!』『ちょっと変態っぽいですよ?』『こんな可愛い姿になった主様がいけないのです!』『その通り!』
……なんか、親戚のお姉ちゃんたちに可愛がられる子供みたいですね。ちょっとヤバげなコメントも混じっているのですが。
『いい加減にしてよ!? 今は大事な戦いの最中なんだからね⁈』
さすがに怒ったルーナ様の言葉に、パッと離れるパイセンたち。
両手を振り上げプリプリ怒っても、幼児の姿では威厳は皆無ですね。ただただ微笑ましいばかり。
『申し訳ございません、主様。』『先の戦闘で消耗した神気を、接触補充させていただきました。』『これで我らも戦えます!』『今の主様がお可愛らしいのは間違いないですけどね?』『しっ!せっかく弁明しているのに、余計なことは言わない!』
ルーナ様の顔がひきつっているのです。
怒りたくても理由があるから怒れないってところですか。怒りのやり場がなくなった感じですね。
『もう! 分かったから、早く手伝ってよ!』
『『かしこまりました、主様!』』
さっきまでのワチャワチャ感は消えて無くなり、一糸乱れずルーナ様(プニ化身)の前に整列、跪き両手を組んで祈りの姿勢に。
『我ら月神の眷属。』『魂の導き手たる玉兎。』『主たる月神に祈りを捧げます。』『闇に堕ち、迷える魂に救いを。』『囚われし魂に解放を。』『すべて死せる魂を輪廻の輪に戻させ給えかし。』
そして、祈りに答える月神。
『生と死、復活を司る月神の名において、迷い囚われし魂たちに祝福を!
今回だけの特別サービスだよ! 汝らの罪を清め、輪廻の輪に戻ること、さし許す!』
オデットさんの歌。
技芸神様の伴奏。
迦陵頻伽たちの踊り。
そして、玉兎パイセンたちの祈りと、それに答えたルーナ様。
単体では、わずかなデバフしか与えられなかったですが、四重、五重の浄化を受けたエルウィナスの体から盛大に煙が上がっているのですよ。
そして、上がった黒煙は宙に溶けて消えていくのです。
徐々に縮んでいく巨体と、苦しみ悶えるエルウィナス。
『オノレ! おのれ! ONOREェェェェ!!』
数多の腕を振り回して、接近していたディアお母様たちを振り払うと、こちらを睨みつけるのです。
呪詛が来るか⁈
警戒したのも束の間、呪詛が飛ぶ前にエルウィナスの下半身である蛇身がボロっと崩れ落ちたのです!
玉兎パイセンたちは書くのが楽しいんですよね。このワチャワチャ感がクセになるというか。^_^




