愛護神 その13 虹蛇コンビの神獣変化!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
ユルさん⁈
いつの間に!?
しかも、これが本気モードなのか、いつもと話す速さも違うのです!
自身の長い体を螺旋状に積み重ね、エルウィナスを囲う防壁としたのですか⁈
そうして、全身に魔力を流して活性化。虹の鱗の効果と、身体超強化による防御力アップをはかったわけですね。
おそらくは、闇の魔力を大爆発させる技だと思うので、虹の鱗なら完封できるのですか?
しかし、あの破壊力はそれだけでは済まなそうですが……。
『しゃーねえなぁ!おいらたちも手伝ってやらぁ!』
『うふふふぅ〜。分体の身ではできませんでしたからね〜?えい!神獣変化〜!』
ユルンにグルン⁈
空飛ぶ虹蛇二匹の体が虹色に光ると、そこには。
虹色のヘソ出しチューブトップと短パンを身につけ。
吊り目気味の縦に裂けた瞳孔を持つ、光の加減によって虹色に輝く瞳。
虹色のショートストレートのサラサラヘアと白い翼を持った………ぱっと見、十歳くらいの双子の姿が。
えーっと。……ユルンちゃんは、まあ分かるんですけどね?べらんめえ口調だけど、一応女の子だし。
でも、グルンくんは男の子だよね?
なんでチューブトップにホットパンツなんですか!?
ショタか?
男の娘なのですか⁈
見た目、双子の美少女にしか見えないんですけど!!
『そんなに見られると〜照れてしまいますよぅ〜。』
おまっ……!ほんとに男か⁈
くねくねと身をよじって照れる姿に唖然としてしまうのです……。ほんのり頬を染めるの様もめっちゃ可愛いんですけど!
『おらっ!時間がねえんだ!さっさとやるぞ?』
『分かりました〜。』
そして、双子美少女(片方は男の子)が手を繋ぎ、ユルさんに近づいていくのです。
そして、二人とも空いてる方の手をかざして……?
『『虹の壁・二重強化!』』
神眼を通して見えたのは。
螺旋の壁(文字通りの肉壁)の内側に、こちらも同じ形で筒状で張られた結界なのですよ。
つまり、内側にユルングルンの結界、外側にユルさんの肉壁、と二重の防壁が形作られたのです!
さらには……、
『せっかくの出番を取らないでよう!』
ルーナ様も結界を重ねたのです!
これで三重!これなら、いけるか……?
『kuらエeeェェェ餌ええぇぇ!!』
ついに大爆発を起こすエルウィナス!
しかし、その闇の魔力は完っ璧に無効化されたのですよ!ザマァ!
ルーナ様の結界は薄く伸ばしたためか破られたのですが、充分以上に威力を減衰させ、残った闇の魔力を虹の防壁が吸収、防ぎ切ったのです!
唯一、防壁の無い上方向に衝撃波が発生。空気の振動として耳を打ったくらいですね。デカい音でしたけど。
さすがは虹蛇(×3)+神の化身!
ユルさんたちも、防御極振りは伊達じゃないですね!
それにあの大爆発を無傷でやり過ごせたのは大きいのです!
さあさあ、さらに削っていくのですよ!
よし!同じ引きは4回で止めた!ε=(´∀`)
そして……やっとお目見えした虹蛇二匹の人化バージョン。最初からグルンは男の娘にする予定でした。反省はしますが、後悔はしてない。




