愛護神 その12 虹の長城
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
標高600m以上の盆地に住んでますので、朝晩はかなり涼しいんですけど、職場があっついんですよね。時間によっては外の方が涼しいくらい。
環境対策も大事ですけど、お客様的にも、従業員的にも暑いのはキツいです。
頼むよ、イ◯ンモールさん。空調の温度下げて。
これからも楽しんでいただけると幸いです。
十数体もの群狼を率いて、先頭を切るのはランちゃん本人。
それに続くは、まさに流星群と化した分身たちなのです!
『真神流星群 亜神へと進化したことで得た、流星衝の上位スキル。神気を使って分身体を作り、流星の雨を降らす。一体一体が流星衝以上の威力を持ち、それが連続して面攻撃する様はまさに流星群の名に相応しい。』
ランちゃんズ(分身含む)のライダ◯キックに、さしものエルウィナスも武器と盾を構えて防御体勢をとるのですよ。ついでに、左半身を向けた半身になって、外骨格の鎧も有効活用しているのです。
そして、そこに打ちつける流星の雨!
ドガガガガガガガッ!!
おそらく、一発の威力はリルのボルテックスカルネージや、レイの四重殺奏に及ばないと思うのです。
ですけども、それが十数発も連続で当たれば……?
結果は、盾を砕き。外骨格を破り、左腕を数本千切り飛ばしたのですよ!
ナイス、ラン! パート3!
久しぶりに陸上選手に声かけするみたいなこと言ってるのですが。
ランちゃん本人は、最初に盾に攻撃してヒビを入れ、反動で飛び退って距離を取ったのです。さすが。残心も忘れないのですね。
と、間髪入れずに、エルウィナスの背後から火龍王様が迫るのです!
『おらぁ! これでも喰らいなぁ!』
神器の大刀で思い切り斬りつけるのですが、その刀身からは激しく炎が吹き出しているのですよ!
当然の如く、魔力と神気を込めた斬撃ですからね。
エルウィナスの背中を数メートルに渡って焼き切ったのです!
水龍王様の『突き刺した後に噴水(神気こみ)』攻撃に近いのですか、傷跡の回復が遅く感じるのですが……それでもゆっくりと傷が埋まっていくあたり、さすがの回復力ですね。
背後に注意すると、今度は逆側からブレスが飛んだり、魔法が飛んだりとフルボッコ。
……ちょっとだけ。ほんの少しだけですが。
同情してしまったのです。
愛と美の女神として、その美しさを讃えられていたものを、今や化け物と化し、多勢に無勢で小突き回されているわけですからね。
だからといって、手を緩めたりはしないですが。
そんなことをしては、返り討ちに遭うのはこちらの方ですしね?
その証拠に……。
『エえィ! Uルさイ羽ムsiドモGAぁー!!』
叫ぶと、魔力を集め始めたのですよ!
これは……さっきも使った魔力爆発か⁈
まともに食らったらまずいのです!
ルーナ様! 防御をお願いするのです!
『……任せて、ミラちゃん!』
ルーナ様が個別に結界を張ろうとした、その前に!
砂漠の砂を割って、巨大な虹色の長い体が螺旋状に巻き上げて、エルウィナスとわたしたちの間を遮ったのです!
『ここは〜わたしに〜任せて〜ください〜!
虹色の城壁〜〜〜!!』
4話連続で同じ引き……。:(;゛゜'ω゜'):




