愛護神 その9 リルの新必殺技!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
ただ今、三連休の3日目。
昨日もおとといも、やはりどこも行かず、何もせず。
このままでは怠惰の魔王になってしまいそうですね。
今日こそは、どこかに出かけよう……という夢を見ながら昼寝します。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
さて、仕切り直しですが、こちらの戦力はさっきまでの比じゃないのですよ!
さっきは、「亜神+龍王×4+虹蛇」でしたけど、今や「神+亜神×4(リル、ラン、レイ、オデット)+虹蛇(完全体)×3+龍王×4」ですからね!
人数にして倍!
戦力換算なら何倍なんですかね?
『ちょ〜〜っと待ったぁ〜〜〜〜!
僕は⁈ 僕が計算に入ってなくない!?』
あっ。
メンゴメンゴ、素で忘れてましたね。
ほら、今までだったら基本的に、ルーナ様は月からツッコミ入れてるだけでしたし。
または解説担当。「知っているのか雷◯⁈」みたいな。
『……まあ、今までは間接的にしか手助けできなかったからね。
でも! 今ならミラちゃんを自分の手で守ってみせるよ!』
フフフ……。
頼りにしてるのですよ?
わたしは一歩近づくと、ルーナ様(プニ化身)の両脇に手を入れ抱き上げて、軽く抱擁。しかるのちに頬ずりするのです。
『ミラちゃん……。』
プニ頬っぺを堪能したら、地面に下ろして言うのですよ。
『ルーナ様は結界を使って防御を担当して欲しいのです。神(化身)が直接攻撃すると周辺の被害が大きいので。
他のみんなはアタッカーですね。まずはエルウィナスを削り、身動き取れなくして欲しいのですよ。』
当然、わたしも削るんですけどね。
『分かったの! ミラお姉ちゃん!』
再び神獣変化し、瞬間着衣で武装するリル。
さっきと違って、額には大小三本の角に背中には大きくなった白い翼が。
体も少しだけ大きくなった?
見た目、小学生には違いないのですけど、今の姿は最高学年、六年生って感じですね。すっかりお姉さんになっちゃってまあ。
そのお姉さんリルが先陣を切って飛び立つのです。
それに続き、それぞれ散開しつつエルウィナスに向かっていくのですよ。
牽制の魔法が殺到し、それに反撃の魔法やブレスが飛び交うのです。
フフフン♪
まあ、手数が違うのですからね!
バシバシ、ドッカンドッカンと魔法がヒット!
わたしからは光の槍を豪雨のようにプレゼント。
次いでランちゃんお得意の水蒸気爆発に、お母様たちからは各属性魔法の槍やブレスが。
もちろん、それで決定打にはならないですが、敵の魔法など相殺して余りある飽和攻撃に、たまらず声をあげるエルウィナス。
『GuuUh! オノレぇ!!』
そこへ右側後背から死角を突いて、リルが迫る!
両手には神器の双剣を持ち、腕をクロスして胸の前に固定。三本のヴォーパルホーンに神気と魔力が注がれると、白銀の光が角から長く伸びるのです!
そして今! 必殺の!
『ヴォルテクスカルネージ!!』




