愛護神 その8 ユルさんを治すのを忘れてたのです!
いつも〜〜つたない作品ーを〜〜、お読みくださ〜いまして〜〜〜〜、ありがとう〜ございまーす〜〜〜〜。m(_ _)m
やっと〜〜お腹が〜治りました〜ね〜〜〜〜?
これで〜わたしも〜〜お役に立てますう〜〜〜〜。
これからも〜〜楽しんで〜ください〜〜ね〜〜〜〜?
『ミラ! 大丈夫ですか!』
『ウォル姉、ミラは神に至ったんだから大丈夫に決まってるだろ?』
『こんなに短期間で昇神するとは……。さすがは我の妹分なだけあるな!』
水龍王様の方が心配性とは、ちょっぴり意外。
もっとクールかと思ったのですけどね。
マナお姉様は相変わらずの我田引水。フフン! と、ドヤ顔で小さなお胸をはっているのです。ぶっちゃけ可愛いらしいとしか思えない。
傷は癒したのですが、全身血塗れなのは変わらないですね。ならば、ついでに洗浄もしておくのですよ。
お母様方には、いつもキレイでいて欲しいですからね!
オリジナル洗浄魔法、全自動洗濯機、神様バージョン!
……と、あれ?
水、火、風の複合魔法で、洗って乾かすまでを一気に行なうはずが、そんな手間すらなく血の汚れが光と共に消えていくのですよ。
おー。神様パワー、パネェですねぇ。
ついでに、わたしの加護もあげるのです。
さすがに眷属にはできないからか亜神には至っていないですが、これで神気も増大、回復したはず。
さて。ディアお母様に続いて、水火龍王にマナお姉様も来たし、これで役者は揃ったかな?
『ミラ……。いい加減、ユルを回復してあげてくれないかしら。今のあなたなら簡単でしょう?』
おおっと⁈
そういえば、ユルさんのお怪我を放置してたのですね!
メンゴメンゴ!
それでは、お腹を裂かれて癒し中のユルさんを、改めて完全回復魔法!
ちょっと離れたところにいるユルさんの巨体が光ると、次の瞬間にはもうお腹の傷跡もなく治っているのですよ。
『ありがとう〜〜ございますぅ〜〜〜〜。
ミラさんは〜神様になったんですね〜〜〜〜?
おめでと〜う〜〜ございます〜〜〜〜。』
さすがユルさん。
間伸びした語り口のおかげで、空気までゆるゆるですね。
これで今度こそ役者は揃った!
さあ、エルウィナスを詰めていくのですよ?
エルウィナスの方を見ると……というか、並列思考(神)でみんなの回復とか眷属化とかしつつも、しっかりと監視はしてたんですけどね?
兎も角、エルウィナスはやはり脅威の回復力を見せて、ほぼ無傷に戻っているのです。
なんなら、さっき反射して、闇から光に転じた波動で焼いた部分を、自分で切断して回復したのですよ。
そして……化身の体が異形に変じたように、エルウィナスの体はさらに腕を増やし、左だけ7本の腕が生えているのです。その生えた腕と左半身も、ムキムキマッチョなだけでなく、鎧っぽいというか外骨格というか。
単純なパワーだけでなく、禍々しくトゲとか生えた呪いの甲冑でも着けたような形状なのです。
『よkuモ、ヨクモyokumoよくも!やっTEくれタ那ァ!?』
……さっきからですが、もはや言葉も怪しくなってきているようですね。
今日の前書きは、やっと治してもらったユルさんでした。正直、済まんかった。(^^;




