愛護神 その6 亜神に進化!ハンサ
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
今回は悩みました。
何って、オデットさんの進化先ですね。
ネットで言葉を変えては検索しまくり、やっとこさ見つけましたが、マイナーすぎて分かりにくいかもしれませんね。(^^;
これからも楽しんでいただけると幸いです。
満面の笑みでドヤ顔のレイちゃん。
いいんですかね? 生後6ヶ月くらいのカラスを亜神にしてしまって。
……まあ、なってしまったものは仕方ないのです。
わたしたちでフォローしていくしかないのですから。
不安な気持ちを鎮めるために癒やしが欲しいのです!
というわけで、癒し担当のオデットさん! おいでませ!
「は、はい! お呼びでしょうか、ミラ様!」
うむうむ。相変わらずの可愛さ爆発、儚げな美少女ですね。
容姿は……変わりない感じ?
神獣変化状態だからか、背中に大きな白い翼が生えていて、白い髪に白い神官衣も相まって、まるで天使のような美しさ。
種族名は『हंसः』?
見たことない文字ですね。神眼のおかげか読めはするんですが、どこの言葉かはまったく分からんちんなのです。
『ハンサ またはハムサ。愛護神の加護を受け、新たに亜神へと進化した白鳥の神獣。その名は異界の言葉で神の乗り物である白鳥を意味する。魂の記憶を司り、その慈愛の心で傷つき苦しんでいる魂を癒し、正しい道へ導く。また、水鳥であることから河川湖水に親しく、水難から幼な子を守るという。』
神の乗り物って。
「あの……乗られますか?」
いやいやいや!
今の姿で乗っても、微妙じゃないですか!
美少女の上に美少女が乗る……おんぶか、肩車ですか?
または肩の上に立ってY字バランスで曲芸、って上海雑技団かい!
元の姿ならワンチャンありかもですが、今はなしで!
「そうですか……。」
なんで残念そうなのですか!?
ま、まあ、神の乗り物ってことは、必然的に主であるわたしを乗せるのは確定ですけどねぇ……。
コホン!
えーと、オデットさんもやっぱり亜神になったのですね。
もとより、太陽神様や地母神様の加護を得ていたし、当然といえば当然ですか。
そして、三千年もの間、たった一人で正道を貫き、祈り続けた者に相応しい権能なのです。
特筆すべきは、スキル『癒魂の唄』。
『癒魂の唄 魂の記憶を癒す、ハンサの固有スキル。主である愛護神の加護のもと、生者の精神を守ると同時に死者の魂を癒し浄化する。不死者特効。』
おお、アンデッド特効の歌ですか。
ちょっとだけ技芸神様の眷属っぽいですね。
今のエルウィナスがアンデッドかどうかは議論の余地があるのですが……ひょっとしたら、その体や力の源となった黒鳥たちの怨念的なものは絶てるかもしれないのです。試してみる価値はありそうですね。
そして、ラストはユルン、グルンの虹蛇コンビ。
転移してきてからは、リルとレイから離れて地面にいたのですけど……今、二匹の虹蛇はわたしの目線の高さで浮いているのですよ。
ゆるやかに白い翼を羽ばたかせている蛇。
……ちょっと何言ってるかわからないのです。(半笑い)
オデットさんの進化先は、インドの女神サラスヴァティの乗り物である白鳥です。
でも、名前が無かったからサンスクリット語での白鳥そのまま、ハンサにしました。
神の乗り物なので、まさに神獣にふさわしいんですけど、特に権能とかは無かったので、そこは感想を送っていただいた意見から参考にさせていただきました。
ありがとうございました!^_^




