愛護神 その4 亜神に進化!トライホーンと甘えん坊大元帥明王
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
さてと、いよいよリルたち全員にわたしの加護と祝福をあげるのですけど。
神様なりたてホヤホヤの、ピチピチ新鮮なわたしの神気を大量に浴びた結果、みんながどうなるのか?
ちょっと未知数なんですよね。
いや、多少の予想はできるのですけど。
……例えば、さらに進化しちゃったりなんかして。
まあ、いまさら迷ってもしょうがないので、しっかり与えるんですけどね。
そーれ! 祝福&加護付与するのです!
愛護神の眷属になーれ!
わたしの体から黄金の光が溢れて、リル、ラン、レイ、オデット、ユルン、グルンに降り注ぐのですよ。
まぶしさに目を細めたり、閉じたりしているリルたち。
おっと、リルは抱っこしたままでしたね。
そのリルですが、やはりというか進化したっぽいのです。
なぜ分かるかというと、リルの額に伸びたヴォーパルホーンの左右に、短いながらも同じ形の二本の角がニョキニョキと生えてきたから。
ケラス・ゲーダシュプスの二足歩行の体は変わらずに、増えたのは角と、あと翼が前より大きくなり色も変わったのですよ。
前の翼は雷鳥の羽だから小さかったのですが、今はその三倍くらいの大きさに。前の小さな天使の羽みたいな翼も可愛かったですけどね。
鑑定してみると……やっぱり進化して亜神になっていたのです。
てか、亜神って!?
マジで⁈
……まあ、リルも地母神様の加護や祝福を得ていたし、そこにさらにわたしのピチピチ神気と加護を加えてオーバーフローしたのですかね?
種族名は『トライホーン』。
『トライホーン 愛護神の加護を受けて、新たに進化した種族。その名の通り、額に三本のヴォーパルホーンを持つ。愛護神の眷属として幼い命を守り、厄災から守護するという。また亜神へと進化したことで、【甘えん坊大元帥明王】の称号を得た。』
なんですか!
甘えん坊大元帥明王って!?
『甘えん坊大元帥明王 大元帥明王とは、異界の悪鬼が神仏に諭されて護法神へと転じた存在。それにあやかり、甘えん坊の頂点を極めた存在に与えられた称号。一匹の甘えん坊であるが、同時に子供たちの病魔を払う守り神でもある。』
…………こういうふざけた称号をつけるのは、ただ一人。
『あっ、バレた?』
このっ……!
ルーナ様!緊急時にあんまり遊ぶんじゃないのです!
まったくもう!
いい加減にしないと、婚約破棄してやるのですよ?
【大元帥明王アタバク 四天王・八部衆などの諸鬼神を従え、国家を鎮護する 夜叉神。 密教で尊信され、像は四面八臂・六面八臂などあり、怒りの相を表す。阿吒嚩迦。】
はい、こちらも真・女神転生シリーズからの参戦です。甘えん坊元帥の上だから、甘えん坊大元帥明王なわけですね。うん、分からん。
考えるな!感じるんだ!(*゜∀゜*)
あと、リルたちのステータスは割愛させていただきます。ここから六匹全員のステータスを出して、さらにツッコミとか入れたら、かなり長くなってしまうので。




