愛護神 その3 眷属になってもらうのです!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
昨日の売り上げは同曜昨年比200%オーバー…。
しかも、コロナに続いて体調不良で一人早退。
もう勘弁してくれ〜〜〜!( ;´Д`)
ていうか、三階のABCマート!お前ら仕事しろや!
なんで200パーやねん!普通競合が入ったら売り上げ落ちるやろー!業界一位もっと頑張れや!
…なんて、競合相手を煽っ……応援しちゃいけないですよね。ハァ。
兎も角、これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
転移魔法でわたしの前に現れたリル、ラン、レイ、オデットに、リルとレイに巻きついたままだったユルンとグルン。
突然目の前が切り替わり、気づいたらわたしがいるわけですからね。全員、目を丸くして驚いているのですよ。
ビックリした?
ねえねえ、ビックリしたよね?
フハハハハハ! これが神の力なのです!
……とまあ、やっぱり他力本願寺で手に入れた力ですから、あまり調子には乗らないようにしなくては。
まず復帰したのはリル。
涙目でわたしの胸に飛び込んできたのですよ。
『ミラお姉ちゃん! 無事でよかったのよ!』
余裕で抱き止めると、わたしの小ぶりなお胸に頬ずりスリスリ。
よしよし。心配かけてすまなかったですね。
続いてラン、レイ、オデットと現状を理解したようですね。
「さすがはミラお姉様です! わたしたち全員を離れた場所から転移させることができるなんて!」
「ミラ様、昇神おめでとうございます!
もはや、先程までとは次元の違う力を感じますね。
これならば、互角以上に戦うことができるでしょう。」
「レイは泣いてなんかないのデス!」
まったく変なとこで意地っ張りなんですから、レイは!
ハイハイ、泣いてなかったですよね〜。分かった分かった。
さて!
お集まりのみんなには、わたしの眷属になってもらうのです!
新しい神の、新たな眷属一号になるわけですからね?
光栄に思うのですよ!
目を潤ませ、頬を紅潮させて喜ぶリルたち。
しかし、そのテンションに着いていけないのが二匹いたのです。
『あの〜わたしたちも眷属にならないといけないのですかぁ〜?』
『俺たちゃ地母神様の眷属なんだぜ?』
うん!
と、力一杯笑顔で頷くと、うへぇ……とでもいうような呆れ顔をしているのです。
蛇の顔なのにちゃんと分かるんですから、器用なものですね。
だ〜いじょうぶ、大丈夫!
ちゃんと後で地母神様の眷属に戻してあげるから!
『本当だな? ちゃんと戻せよ⁈』
『まあここまで来たんですから、最後まで付き合いますよう〜。』
ありがとうなのです!
リルたちをわたしの眷属にするのは、もちろん、かつてあった絆を取り戻すことも目的としてあるのですが、もう一つ、重要な役割を担ってもらいたいのですよ。
そして、それはエルウィナスにとどめを刺すことにもつながる大切な役目。
まあ、それは後にして、まずはみんなにわたしの祝福と加護を与えて、眷属になってもらうのです!
引きが前話と同じ……。




