神兎 その125 邪神vs亜神と四大龍王!デュエル!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
昨日は、TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す〜ヘンダーソン氏の福音を〜の、新刊が届いたけど分厚いからまだ読んでいません。年々厚くなるんですよねこの作品。しかも、上下巻の下巻ですし。
でも面白いんですよ。
web版はこのサイトで読めますから、よかったらどうぞ。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
『クカカカカカ!茶番はオワッたカ?』
問いかけるエルウィナス。
フーンだ!余裕ぶっこいていられるのも今のうちなのですよ!
こちらは龍王シスターズ全員が神獣変化して、パワーと耐久性は少し下がったけどスピードは四倍という、某真っ赤な彗星の人も真っ青な機動力を確保したのですからね!
『ナラバ、ワタシも全力をダスとシヨう!
さあ、ミラ!ゼツボウニ歪ムカオをミセテオクレ!!』
嫌なこった!
ん?……今なんて?
そのなりで本気じゃなかったと?
んなアホな…………って、ホンマや〜〜〜!?
あれだけ複合ブレスで与えたダメージはすでにほぼ治っている上に、エルウィナスは再びの武装を作り出したのですよ!
えー、下の腕から順番に、デカい盾2枚(虹色)。
真ん中の腕には闇色の巨大なメイス?が二本。まさにびっくりな鈍器ーですね。
そして上の腕には禍々しい形状の曲刀っぽい二刀流。
さらに巨体の頭部から伸びるドリル髪が4、5本、ウネウネと周囲に広がり、本体の周りに魔法ですかね?闇の槍というか、もはや柱、それもパルテノン神殿の柱くらい太い槍が数本現れたのですよ。
……1ターンに何回攻撃するつもりなんですか⁈
多部位の馬鹿でかい敵はこれだから嫌なのです!
『嘆いても仕方ありませんよ?ミラ。』
……そうですね、お母様。
今さら敵の理不尽さを申し立てたところで、修正パッチが入って弱体化するわけでもないですし。
今のわたしではエルウィナス、お前にとどめを刺すのが難しいのはよ〜く分かったのです。
ですが、諦める気はまったく、全然、欠片もないのです!
最弱魔物からしぶとく生き抜いたのですから、そう簡単にやられてなんかやらないのですよ!
いざ、(わたしが神になるまで時間稼ぎの)勝負なのです!
『その意気です!』
『わたしのブレスで溺れさせて差し上げますわ。』
『いいや、俺のブレスで焼き尽くしてやるぜ!』
『フン!馬鹿女神ごとき我だけでも充分だが、仕方がないから協力してやるとしよう。
可愛い妹分を独りで戦わせるわけにもいかぬからな!』
ディアお母様、水龍王様、火龍王様にマナお姉様。
望みうる最高戦力が揃って加勢してくれるのですからね。時間稼ぎなんか簡単なことなのです!
『クカカカカカカカカカッ!!カエリ討ちニしてクレヨウぞ!!!』
やれるものならやってみるのですよ!
……でもでも、リル、ラン、レイに、オデットさんとユルグルコンビのみんな、できればなる早でお願いするのですよ?
いくら、魔法やおっぱいエリクサーで回復できるからって、精神的には疲れるのですからね!
某ソードなワールド2.0的にいえば、エルウィナス(邪神)は部位:本体、頭部、腕×6、胴体、尻尾の8部位になります。
本体・呪い、魔法攻撃
頭部・髪ドリル、???
腕・剣×2、メイス×2、盾(防御)×2
尻尾・打撃、薙ぎ払い
と、それぞれに攻撃してくるので、1ターンに最大7回攻撃と2回防御できます。ひどいですね。
しかし、体が大きすぎるため一つの目標に対して全ての攻撃ができるわけではありません。




