神兎 その124 姉御肌っぽい永遠の14歳
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
昨日は、最果てのパラディンのマンガ版最新刊を読んだので執筆はできておりませんが、おととい作っておいたから大丈夫。
いいわ〜。やっぱり面白いわ〜。電車の中で思わず目頭が熱くなってしまいました。早く次巻出ないかなぁ〜。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
マナお姉様はスピード特化なのですね。分かっていたことですけど。
体力とパワー特化のディアお母様とは真逆の特性というか。
気になるのは『天翔』と『気流再生』ですかね。
あと、『姉御肌っぽい』。ぽいってなんですか、ぽいって。
『天翔 飛行、飛翔の上位スキル。風龍王の固有スキルであり、文字通り自由自在に天を翔けることができる。もはや羽ばたく必要すらなく空に浮くことができ、ひとたび羽を動かせば万里を飛び越えるだろう。』
『気流再生 大気の流れから魔力を吸収し、体力、魔力、傷を再生することができる、風龍王の固有スキル。空に風がある限り再生し続けるため、滅ぼすことは至難の業である。』
『姉御肌っぽい 面倒見のよい、気さくな姉を演じようとしては失敗する残念な女性。でもどこか憎めない可愛げがある。』
……さ、さすがはマナお姉様ですね!
ひとっ飛びで一万里な飛行能力に、風にあたっていれば常に回復するとかチートなのです!
『ミラよ。もっと凄い称号があるであろう?』
ギクり!
それに触れるつもりですか?大火傷する予感がひしひしとするんですが……。
『フラム姉様でもあるまいし、火傷などするわけがないだろう?おかしなことを言うな、ミラは。』
ぐぬう。どうなっても知らないですからね?
『永遠の十四歳 人間の思春期特有の精神状態が恒常的に続く者。ある意味、精神的な若さが永遠に保たれているともいえる。』
……こ、これは。
もしかしなくても、永遠の厨二病患者ってことなのですか?
こんなふざけた称号をつけるのはもしや……。
『フフフン。心が永遠の若さを保つという、まさに我に相応しい称号だ。
この称号はミラ、お前の伴侶たる月神ルーナラーナ様が自らつけて下さったのだよ。凄かろ?』
ま〜たお前かい!!
ルーナ様!よりによってマナお姉様になんて称号をつけてくれたんですか!
『いやー彼女にピッタリだと思ってね!
本人も気に入ってくれたみたいだし。』
それは本当の意味を理解してないからですよね?
はっきり言わなくていいんですか?
『今さら言える空気じゃないでしょ。ミラちゃんから言ってくれない?』
嫌に決まってるのです!!
『どうしたのだ?ミラ。』
ルーナ様との念話が聴こえていないからか、不思議顔のマナお姉様。小首をかしげる仕草も可愛いですね。
『なんでもないのです。
あとでマナお姉様の代わりに、わたしがきっちりとルーナ様をしばいておくので安心して欲しいのですよ!』
『『なんで⁈』』
驚きのあまり、マナお姉様とルーナ様の返事がシンクロしたのですね。
マナお姉様は兎も角、ルーナ様は自業自得だと思うのですけどね。




