神兎 その121 完全武装!地龍王サーガランディア!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
眠い……。うつらうつらと寝ながら書いたので、色々誤字とかおかしな表現があるかもしれません。後で直しますので、とりあえず保留でお願いします。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
龍王たちはみんな高速で飛び回りながらも、念話で相談しているのです。
『……そうですわね。ミラの言う通りです。
お姉様、フラム、マナ。ここはミラが昇神するまでは時間を稼ぎましょう。』
『分かったわ、ウォル。では、わたしから。
神気解放!神獣変化!』
ディアお母様の神獣変化形態は、前に一度見ているのですよ。
迷宮の中で模擬戦をした時ですね。
龍の体が褐色に輝いたかと思うと、あっという間に小さくなり、そこには体の一部を鱗に覆われた美女がいたのですよ。
頭部からは三対六本の角が生え、腰まで届く茶色の髪に瞳孔が縦に裂けた龍眼。
両腕、両足の肘、膝までと胴体の大部分を光沢のある褐色の龍鱗で覆われており、お尻からは太めのしっぽが生え、手足には鋭い爪、顔の輪郭を覆う鱗に、口元からは立派な牙、背中から皮膜の翼が生えているのです。
凛々しいお姿の神獣変化モードなのですが……龍鱗に覆われた体がハイレグ気味なレオタードなのはなんでですかね?ひょっとして龍神様の趣味?男の神様はムッツリしかいないのですか⁈
しかし!今日のディアお母様は一味違うのです!
なぜならば、わたしが『瞬間着衣』を教えて差し上げたのですから!
魔力がお母様を覆ったかと思うと、次の瞬間には真っ白なトーガっぽい服をまとっていたのです。
深めのスリットが入っているのは動きやすくするためだから仕方ないですね。レオタードが隠せたならそれでいいのです。
けっしてチラリズムを強調しているわけではないのです!それを言ったらわたしやリルたちの服装もそうなんですけどね!
さらには、右手に柄の長い巨大な戦斧を、左手にはこれまた巨大な黄金の鱗盾を持つ、まさに歴戦の重騎士とでもいえる風格なのですよ。
これがお母様の完全武装モードなのですね。カッコいい!
と、動きの止まったお母様に視線を向けたエルウィナスから呪いが……!
『そう何度も同じ手は通じません!』
盾をかざして視線を切れば、盾の表面で爆発が!
エルウィナス(邪神)の邪眼(仮)を防いだ⁈
いったいなにでできてるのですか、あの盾は!
というわけで鑑定!ついでに斧も!
『龍角大斧ランディアドラゴール 龍神自らが自分の角を材料に作りあげた大斧の神器。不壊。大地を打てば、局所的に地震を起こすことができる。また重量を自在に変えることができ、瞬間的に数千倍の重さにすることで威力を上げることが可能だが、元々非常に重いため取り扱うのは至難の業である。』
『神龍鱗の大盾 龍神自らが自分の鱗を材料に作りあげた大盾の神器。不壊。極めて高い物理、魔法防御力を持ち、あらゆる属性、状態異常に耐性をもつ。万能属性すら、ある程度は防ぐことができるという、高位の眷属に相応しい武具である。』
おおお⁈
神龍鱗の盾なら、わたしも持っているのです!
もし、この盾で呪いが防げるなら、ただ逃げ回るだけじゃなく反撃もできそうですね!




