神兎 その120 邪眼(仮)はめんどくさい!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
狼は眠らない、の電子版最終巻を読んだあと、また一巻から読み返してしまいました。レカン(主人公)カッコいい。
理不尽な権力に正面から抗って叩き潰すさまは、ドキドキすると同時にスカッとしますね。
無法者のようで、一本筋の通った漢です。アニメ化とかしないかなぁ?
あと、読み耽って原稿落としそうになったことは秘密です。危ない危ない。(^^;
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
完璧にコントロールされたマナお姉様のブレスは、わたしの腕の傷口の少しだけ上を見事に切断して通りすぎたのですよ。
うううっ……痛いけど感謝するのです。
これでなんとか再生もできるというもの。
光魔法と神気をこめて右腕を再生させるのです。
ウニョウニョと肉が盛り上がって再生していく……わけではなくて、光が右腕を形作ったかと思うと、それがそのまま肌色に。
おお、これはナメクジの星の人もびっくりの再生能力ですね!
『クカカカカ!再生シタトテ同じコト!
ナンドでも体をフキ飛ばしてクレルわ!果たしてイツマデ耐えラレルかな?』
腐れ外道のドS邪神め!
四肢を捥いで喜ぶって、どんな猟奇殺人犯ですか⁈
プリプリと憤慨していると、ゾクっときたぁ!?
回避!!
危なっ⁈
今度は足ですか!
逆上がりの要領で足を振り上げて間一髪避けれたのですけど、このままじゃあなぶり殺しなのです!
ジグザグに飛び回り、時には転移も混じえてランダムに動いて的を絞らせないようにして避け続けるのですよ。
牽制するためにお母様たちが魔法やブレスで攻撃を仕掛けるのですが、複合ブレスほどの火力は出せないのですね。
かといって、高速で移動しながら放てるものでもないですし、動きを止めては今度はお母様たちが呪いを受けてしまうのです。
というか、今お母様に直撃したっ⁈
大丈夫ですか⁈
『……心配はいりません。これしきのことで!グウッ!』
なんと、お母様はガードしてダメージを受けた左腕を、傷ごと右の爪で切り落としたのです!
……なんというか、我が母親ながら豪傑の振る舞いですね。頼もしいというか、恐ろしいというか。
さて逃げ回っていても、いくつか分かったことがあるのです。それは、恐らくこの攻撃的呪いは視線の範囲内にしか発動しない、ということなのです。それも、額から突き出ている上半身、本体の目で見ている相手だけ。
ならば、相手の視界を遮断してやればいいんじゃないかと思うのですが、それは簡単なことではないのです。
なぜなら、霧を出そうが土壁を立てようが、エルウィナスに神眼があれば遮蔽物などなんの意味もないのですから。クソ厄介な邪眼(仮)ですね!
それはそれとして、お母様方!
龍体では体が大きくて被弾する確率が高くなってしまうのです!
神獣変化して、的を小さく、速度を上げて邪眼を避けるのですよ!
次回、四大龍王の人型(神獣変化)がお目見えか⁈
∑(゜Д゜)




