神兎 その114 四大龍王そろい踏み!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
先日、揚げ物がもたれることを書きましたが、お酒も弱くなりましたね。若い頃は、ビール→酎ハイ→日本酒→ワイン→ウィスキー(ロック)、とフルコースで飲んで二日酔いとかしてましたが、今では日本酒3合くらいでしっかり酔っ払います。すぐ眠くなるし。
ある意味、経済的になったともいえますね。
皆さまも胃腸と肝臓、腎臓は大切に……。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
『……かしこまりました。信仰を集め、必ずやミラお姉様を神の座へと導いてみせましょう!』
『ランちゃんの言う通りなの!魔物たちのことは、リルたちに任せて欲しいのよ!』
『ママ姉ちゃん!スタンピードはレイが止めてみせるのデス!』
うむ!戦果に期待するのです!
それと、レイ、ランは闇魔法も解禁!今さら手段を選んでる場合じゃないですからね。
狂乱の叫びの使用も許可するのです!
あれは格下の対多数にこそ効果が大きいですから、有効活用するのですよ?
『そいじゃあ、ちょいと行ってくらぁ!』
『ミラさんもお気をつけて〜〜。』
『……ミラ様。こちらはわたしたちにお任せください。
どうかご武運を……。』
ユルングルンにオデットさんたちもよろしくお願いするのです!
まあ、地上の魔物連中なら居てもAランク程度。みんなSランクの神獣だから余裕でしばけるし、なんなら低ランクの群れなんか威圧するだけで止められるかもしれないですね。
そこは心配はしてないんですけどね。
さて、リルたちはスタンピード対策してもらうとして、龍王様たちにはこっちの援護をお願いしたいのですが……。
『我を呼んだか?』
うおっと!
いつの間に⁈
気がつけば、すぐ横に翠色の鱗をもつ優美な龍が浮かんでいたのです……!
一対2本の角に、三対6枚の羽毛の翼。フカフカで柔らかそうですね。
体の大きさは小柄で、しっぽまで入れても20メートルはないくらい?
鱗の色からして、ひょっとして風龍王様ですか?
『久しいなミラよ。無事に転生したようでなによりだが……我らのことは覚えていないのだったな。
我が名は、風龍王マナスヴィンド。
かつてのように、マナお姉様と呼ぶことを許そうぞ。』
やっぱり風龍王様ですか!さすがは最速のスピードスター!
もう到着していたとは!
えーと。こっちからすると初対面ですが、マナお姉様って呼んだ方がいいんですかね?ちょっとハードルが高いんですが……。
でも、なんだか翠玉の瞳をキラキラと輝かせているので、その期待は裏切れないというか。
『ま、マナお姉様?妹たちの救援、感謝するのです!
申し訳ないですが、わたしに前世の記憶はないのです。
ですが、思い出はこれから作っていけばいいだけのこと。
これから、よろしくお願いするのです!』
エルウィナスの攻撃をいなしながらもご挨拶すると……。
『…………大姉様。』
『なんですか、マナ?』
『ミラが可愛いすぎるのだが、連れ帰って愛でてもいいか?』
『いいわけないでしょうに……。』
『相変わらず訳分からん思考回路してんな……。目の前の状況を見てから言えや!』
『むぅ……残念だ。では、さっさと馬鹿女神を倒してから愛でるとしよう。』
マナお姉様の謎解答に返事をしたのは、青い鱗と真紅の鱗をもつ二頭の龍。
水龍王様と火龍王様ですかね?
四大龍王揃い踏み!
これなら少しは反撃できるかな?




