神兎 その111 援軍を要請するのです!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
お惣菜の唐揚げ、イカリング、フライなどを食べすぎると胸焼けがします。若い頃なら、脂身マシマシのカルビだろうが、天ぷらだろがいくらでも食べれたんですけどねぇ。
胃腸に優しい唐揚げとかないものか。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
『…………分かった、ミラちゃん。
今から動かせる眷属をすべて動員させる。
それと、神々から加護を与えられる眷属たちにも可能な限り与えて強化しよう。
あとはちょうど地上にいる神が一柱だけいるから、今から加勢してもらえないか要請してみるよ。
だから、無理だけはしないでね?』
よし、それでいいのです。
と言っても、無理しなければあっさりやられてしまいそうですけどね!
それよりも地上に降りている神がいるのですか?
『ああ、技芸神がミラちゃんのことを人間たちに広めるために活動してるんだよ。信仰を集めるにしても、まずは存在を知ってもらわないといけないからね。
元が流れの踊り子兼、歌い手だからちょうどいいと思ってお願いしていたんだ。
まさか、こんなことになるとは思わなかったけどね。』
技芸神様ですか……。
加勢はありがたいんですけど、戦闘には向かなそうな気が。
『たしかに直接戦闘は得意じゃないかもしれないけど、技芸を司る神だからね。歌と踊りで味方を鼓舞したり、強化することはできるんだ。きっと役に立つよ。』
なるほど。開いてしまった戦力差をわずかでも埋められるなら、非常に助かるのですね。
よろしくお願いするのです!
と、ここまで思考加速しながら会話をしていたんですけど、さすがにエルウィナス(第二形態)が動き出す!
空中にいるわたしたちに向かって蛇身をもたげさせ、右側の三本の腕での攻撃!
腕の一本一本が樹齢千年を越える巨木のような太さで、さらにそれぞれ5本の指先から伸びる大剣のような爪。
つまり、15本の大剣による薙ぎ払いにも等しい攻撃範囲なのです!
チイッ!
わたしだけなら避けるのは簡単なのですが、隣りにいるお母様の巨体では受けてしまう!
ここは防御するよりも打って出る!
わたしは全身に魔力と神気を巡らせて飛び出すのです!
狙うは振り下ろされる前のエルウィナスの腕!
力が入り切る前ならば、まだ止められるはずなのです!
七角神剣と龍鱗の盾で三本のうち、一番上の上腕二頭筋に突貫!
ザクッ!と半ばまで剣が食い込んでいるのですが、切り落とせない……!
それでも勢いを止めることはできたのです。
腕は2本残ってるのですが、一本止めたことでバランスが崩れて、お母様が避ける時間がわずかに稼げたのですよ。
すかさず、左の腕で捕まえようとしてきたのですぐに離れ、お母様と再び合流。
お母様はブレスを当てて腕を逸らしたようですが、やはりダメージはあっても腕を落とすほどではなさそうですね。
しかも、やっぱり傷が塞がりつつあるし。厄介な!
『ミラ。わたしの妹たち、龍王をまずは合流させましょう。神には及びませんが、わたしとほぼ同等の力を持つものたちです。
それだけでもかなりの戦力になるでしょう。』
そうですね、ディアお母様。
近くに来てくれているから集まるのも早いですし。
龍神様、グッジョブ!
技芸神、参戦決定!(*^▽^*)/
技芸神『ホホホ。まだ戦に赴くとは言うておりませぬよ?』
ルーナ様『そんなぁ!?』




