神兎 その108 途切れない視線
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
春休みに売れる校内履きの発注をするんですが、一番の売れ筋商品を昨年三月の販売実績の1.5倍で計算したら420足くらいになりました。
どこに置くね〜ん!(*゜▽゜)ノ
これからも楽しんでいただけると幸いです。
と、ルーナ様とジャレてる場合じゃなかった!
さっさとリルたちの援護に行かなければ!
と思ったら、そのリルから念話が届いたのですよ。
『ミラお姉ちゃん!ランちゃん!レイちゃん!
龍王様たちが応援に来てくれたから、あと少し頑張って!』
なんと⁈
龍王様たちが救援隊として来たと?
パッとディアお母様の方を振り向くと。
『どうやら間に合ったようですね。
……主様……龍神ヴァスキデオス様が動かれたのでしょう。
妹たちならば、黒鳥如きに遅れは取りません。もう安心してもよいでしょうね。』
妹たち……。
ディアお母様の妹である、残りの龍王様たち。
火龍王、水龍王、風龍王。かつてのわたしからすると叔母にあたる人(?)たちですね。
リルたちを助けてくれたのならば、後でお礼を申し上げねば。
兎に角、ホッと一息ついたのです。
これで終わったのですからね。
あとは合流して帰るだけ……?
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………おかしい…………。
なにか視線のようなものを感じるのですよ。
もちろん、お母様でもユルさんでもないし、リルたちはまだ来ていないし。いったいどこから?
神眼も使い、並列思考も活用して超感覚全開で索敵するのですが……発見できないのです。
イラッとするのと同時に、不安な気持ちがもたげてくるのです。
厳しい表情で周囲を見回すわたしを不審に思ったのか、ディアお母様が声をかけてきたのですよ。
『どうしたのですか?ミラ。』
『お母様は感じないのですか?
なにか……どこかから見られている気がするのです。』
これでルーナ様が覗いて見てるとかいうオチならばいいのですけど……。
でも、ルーナ様の優しく暖かい(時々スケベな)視線とは違うのです。
具体的には憎悪がこもっているような……そんな目で見てくるやつは一人しか心当たりがないんですけど、でも見つけられないのです。それに、今しがた倒したばかりのはずですが。
まさか倒し切れていなかった?
だとしても、どうやって生き残ったのですか?
兎も角、感じる以上は油断すべきではないのですよ。
『お母様。まだ堕女神を倒し切れていないかもしれないのですよ。
油断しないように、警戒して欲しいのです。』
『もちろん、ミラがそう言うならば警戒はしましょう。
ですが、いったいどこにいると?
わたしは特に感じないですが。』
うーん。それが分かれば苦労はしないのですけど……。
『あ痛たたた〜〜〜〜!』
ユルさん?
どうしたんですか!?
『お腹がいたいんですよ〜〜〜。
さっき黒鳥を食べたからかなぁ〜〜〜〜?』
えっ⁈食べたの!マジで!
『倒すのには〜手っ取り早いかな〜〜って思ったんですけど〜〜〜…………イタタタタ〜〜〜〜!!』
ユルさん!?大丈夫ですか⁈
その巨体をどったんバッタンと暴れさせたと思ったら、一転静かに。
そして。
仰向けのお腹(?)がボコボコとうごめき…………虹色の鱗を突き破って何かが出てきた!?
うぎゃ〜〜!エイ◯アンか〜い!!
どこから復活させようか迷ったあげくにエイリ◯ンにしてしまいました。
あとで修正するかもしれません。(^^;




