神兎 その107 全元素衝破斬・限界突破!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
二月に雪……。電車が止まるほどではありませんが、特急は運休しました。
明日も電車が遅れるんだろーなー。遅れるとバスに乗り遅れるんだよなー。歩くの面倒だから、次のバスに乗ろうっと。それでも間に合うし。万が一遅刻しても言い訳は立つし!
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
ウニのようにドリルが突き出ていた堕女神の髪も、六、七割りは削り本体が露出!
それでも、必死になって髪を増殖し防御しようとしているのですが、削る速度の方が早く、じわじわと本体にもダメージがたまっているようですね。
『おのれぇぇぇーー!!ミラぁぁぁぁーーーー!!?』
黒目しか無い瞳を見開き、悪鬼の形相でこちらを睨むエルウィナス。
……もはや、般若のような顔も、深淵を湛えた瞳も怖くなんかないですね。むしろ、哀れみを感じるというか。
どこで間違ったのかは分からないですが、その憎しみと苦しみを今こそ断ち切ってあげるのですよ。
七角神剣に神気を注ぎ、全属性を励起。
刀身が七色に輝くのですが、まだ足りないのです!
仮にも神にとどめを刺すにはこの程度では不足!
刀身にさらに力を入れていくのです!
全元素衝破斬、限界突破!!
六つの枝刃と刀身本体から光が溢れて集まり、光の刃が伸びていくのです!そしてそれを振り下ろす!
『こ、このわたしがあああぁぁぁぁーーーーー!!!』
神をも殺し得る全属性の刃が斬り裂く!!
振り下ろした光の剣は、その長さ数十メートルを越えて伸び、エルウィナスの本体をドリル髪ごと斬って消滅。
その後、8本のブレスが残った髪も消し飛ばしたのです。
残るはわずかな髪が落ちていくばかりなり。
…………………………。
……………これで終わったのですか?
なんか、やけにあっさりと倒せてしまったような……。
『よくやりましたね、ミラ』
ディアお母様!お怪我は大丈夫ですか?
『この程度、問題ありません。
それよりも、見事にあの女にとどめを刺しましたね。
ミラ。あなたは自身の手でかつての雪辱を果たしたのです。
わたしはあなたのことを誇りに思いますよ。
これであなたは契約を果たし、神の座へと至ることができるでしょう。
ようやく……。ようやく、あの日の続きが、月神との結婚式の続きができるのです。
母は……わたしは……とても、とても嬉しく思います……!』
お母様……。
ま、まあね?
ルーナ様とのけっ、けっ、結婚式は少しばかり気恥ずかしい気もするのですけどね?
でも、今さらのことですし?
それに、娘の結婚式を母親に見せるのも親孝行のうち、と割り切って挙げてやろうじゃないですか!
血痕式とやらを!
『字が!字が違うよ、ミラちゃん!それじゃあダイイングメッセージを残すやつだよ⁈』
ちっ。
念話の字面にまでツッコミを入れるとは、腕を上げたのですね。ルーナ様。
念話だからニュアンスが伝わったのですか?
さて、あとは残った黒鳥の掃討と、リルたちの援護ですかね。それも堕女神を倒したから、きっと弱体化、または消滅してると楽なんですが。
すべてが終わったら今度こそは、まったりのんびりして暮らしたいものです。
作者「今度こそやったか?」(フラグ)
ミラさんの斬撃のイメージは、Ζガン◯ムでヤザ◯の乗ったハン◯ラビを切り捨てた、めっさ長いビームサーベルです。カッコいい。^_^




