間話 その43 ケラス・ゲーダシュプス ひっとあんどあうぇい、なの!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
ここ一年半ほど、すっかり堕落してしまい、通勤で駅から職場までの往復にバスを使っています。
転勤したばかりの頃は、片道25分、往復50分かけて歩いていたんですけど、猛暑に勝てずにバスに乗ったら、まあ楽なこと楽なこと。文明って素晴らしい。
そして運動量が減り、反比例して体重が増えると。(^^;
また、歩こうかなぁ。(駅から出ると北風がピュー!と吹くんじゃがー)
寒っ!暖かくなったらね!:;(∩´﹏`∩);:
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
『まずは一匹落としたの!』
ゲイルカルネージで後ろから先制攻撃!
最後尾を飛んでた黒鳥の翼を貫いて切り落としたの!
飛べなくなって、地面に向かって黒鳥が落ちていくの。
ミラお姉ちゃんに頼まれたのは足止めだから、倒す必要はないのよね?
だから、みんな飛べなくしちゃえばいいの!
それに地面に落とせば、リルの地母の聖餐でまとめて倒せるかもしれないし。
ミラお姉ちゃんに転移魔法で飛ばされた場所から、さらに高速移動と転移を繰り返して……やっと黒鳥たちに追いついたの。
お姉ちゃんにお願いされたんだから、絶対に止めて見せるのよ!
でも、なるべくケガはしないようにするの!ミラお姉ちゃんが悲しむからね!
というわけで、グルンくんもよろしくなの!
『は〜い。防御は任せてくださいね〜〜。ちょっと目が回りましたけど〜〜。
わたしは火、土、闇なら完璧に防げますから〜〜。
黒鳥の闇魔法なら大丈夫です〜〜。』
そうなんだ!
それなら安心して戦えるのね!
黒鳥たちも、こっちに気がついたみたい。
残り四羽、みんな体の向きを変えて、こっちを向いたの。
そして大きく息を吸い込んだの!これはもう知ってるのよ!
ブレスの準備動作ね!
『あ〜〜風のブレスは防げないですから〜〜、避けてくださいね〜〜?』
分かったの!
リルはもう神獣変化はしてるから、あとは身体超強化してスピードをあげるの!
『すいませんね〜〜。二匹に分かれてしまったから〜防げる属性が半分しか無いんですよ〜〜。』
大丈夫!
スピードはリルの方が早いから、ミラお姉ちゃんが言ってた「ひっとあんどあうぇい」っていうのをやってみるの!
それに、鍛治神様からもらった鎧もあるし、少しくらいならきっと耐えられると思うの。わざと攻撃を受けたいわけじゃあないけどね。
いったん黒鳥から離れてブレスの射程から外れようかな?
ううん!この距離なら突っ込んだ方が早いの!
翼に魔力を注ぎ、さらに風魔法で加速して突貫!
まっすぐに進むリルを見て、ちょっと戸惑ったみたいだけど、そのままブレスを吐こうとする……その時!
進む方向を斜め下に曲げたの!
一瞬前にリルがいたところをブレスが通りすぎたあとに、追いかけるように四本のブレスが向きを変えてくるんだけど、さらに右に曲がって振り切るの!
うん!逃げ切ったの!
そこから円を描くように上昇して、黒鳥の後ろ側、斜め下から攻撃!
やった!
もう一匹の翼を、神器で切り落としたの!
そしてそのまま飛んで離脱!
この地龍王様の角剣って便利なのね。
神気をこめると長くなるから、黒鳥の大きな羽もしっかり断ち切れるし、魔神撃の威力も上がるし。
さすがはディアお母さんの角なの!
さあ覚悟はいい?
残り三匹も地に落ちてもらうの!




