神兎 その99 班わけ決定!作戦名は「命大事に!」
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
先日の連休ですが、一歩も家から出ずに終わりました。
次のお休みにはせめて買い物にでも行こうかな?
でも、寒波到来で寒そうなんですよねー。
結局おうちでゴロゴロぬくぬくしてそうです。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
『ここは皆を信じて任せましょう。
倒すまではいかなくとも、足止めできれば良いのですからね。
その間に、わたしたちも始末をつけて、加勢すればいいでしょう?』
お母様まで……。
でも、わたしはみんなに……家族に傷ついて欲しくないのですよ。
難色を示すわたしに、ディアお母様は厳しい口調で諭したのです。
『ミラ。よくお聞きなさい。
わたしたちは戦いに来ています。それも強敵を相手にして。
そうである以上は、無傷での終結などあり得ませんし、戦死する者も出るかもしれません。
しかし、それはみんな覚悟の上でここまで来ているはずです。違いますか?』
…………。
そう、ですね。
もちろん負ける気などないのですが、勝敗は時の運。
わたし自身も含めて傷付き、倒れるかもしれないのです。
角うさぎ時代には当たり前だったことを忘れていたようですね……。
リスクなど覚悟の上。
それでも戦うと決めたのですから。
そして、皆、わたしに着いて来てくれたのですから。
その覚悟を、わたしが侮ることはできないですよね。
分かったのです!
リル、ラン、レイに、ユルングルンコンビに、オデットさんまで。
みんなに足止めを任せるのです。
ただし!
死ぬことは許さないのです!
基本は「命大事に!」でお願いするのですよ!
『もちろんなの!ミラお姉ちゃんに教わったことは忘れてないのよ?
生きてさえいれば、なんとかなるの!』
『かしこまりました!足止めは、わたしたちにお任せください!』
『でも、倒しちゃっても問題ないのデスよね?』
レ〜イ!?
そうだけれども!ここでヤバいフラグは立てない!
『それでは移動は転移魔法で行うとして、組み合わせはどういたしますか?
わたしは……恥ずかしながら、攻撃にはあまり向いておりませんので、どなたか前衛を務めていただけると助かるのですが……。』
ふむふむ。オデットさんはたしかに後衛向きですよね。
でも、神獣としての基本的なステータスはあるから、回避に専念すればそうそうは攻撃は当たらないはず。
それと、ユルングルンコンビもどちらかというと防御向きの能力だから、リル、ラン、レイの三匹にそれぞれ後衛を付ける、というのがバランスが良いのでは。
では……。
リルにグルンくん、ランにオデットさん、レイにはユルンちゃんでどうですかね?
『それは……少しミスマッチでは?』
ラン。お前の心配も分かるのです。
ですが、レイを抑えられるのは、わたし、リル、ランくらいなのですよ。しかし、戦力のバランスからいって、レイにリルやランをつけるわけにはいかないのです。
ならばせめて、気の合う者同士で組ませた方がマシというもの。
レイ。
ユルンとちゃんと協力できるのですね?
『もちろんなのデス!レイの力を見せてやるのデス!』
『おう、オイラたちに任せな!きっちり防いで、ついでにやっつけてやらぁな!』
やっぱりちょっと不安ですね……。




