神兎 その90 堅物クソ真面目悲劇のヒロイン属性の白鳥が仲間になった!(やっとか!)
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
BSでやってたガンダ◯F91を録画しました。
エンディングの森口博子さんの歌も名曲ですよね。
今ならネット配信でいつでも見れるのに、なぜか年末年始はアニメ映画がやってないか探してしまいます。
昔、逆シャアをVHSビデオで録画して何度も見たなぁ。またやらないかな?
これからも楽しんでいただけると幸いです。
よっしゃ!
神獣、白鳥のオデットさんが仲間になったのです!
チャララララ〜ン♪
手を取り、引き上げて立たせると……自分が斬ったとはいえ、血まみれはいかんですね。せっかく呪いが解けたのに。
ならば!
水、風、火の複合魔法、全自動洗濯機!
速攻で洗い、濯ぎ、温風乾燥!
からの!手を繋いでいるから多分できるはず!
瞬間着衣!
よし、成功!
オデットさんには、わたしの予備の神官服っぽいやつを着せたのです。
身長もだいたい同じだし、問題無さそうですね。
お胸も……ほぼ同じ!たぶん!ちょっと負けてるかもだけど!気にしないのです!
うんうん、お肌の黒ずみ(呪い)も消えてキレイなお肌に。
真冬の夜空のような輝く黒い瞳に、純白サラサラのロングヘアー。
思わず頭を撫でたりなんかして。撫で撫で。
「あ、ありがとう……ございます……?」
ちょっとだけ頬を染めてはにかむ美少女。眼福ですね。
「あなたは、わたしの従魔になったのです。
これから、よろしくお願いするのですよ。」
「はい。不束者ですが、よろしくお願いいたします、ミラ様。」
つないでいた手を離して胸に当て、深く頭を下げるオデットさん。
と、話してる間にリルたちが近づいてきては、口々に祝福するのですよ。
『白鳥さんは助けられたのよね?
すごいの!さすがはミラお姉ちゃんなのよ!』
『よろしくお願いいたします、オデット様。
呪いを断ち切るためとはいえ、神器で斬られたのですか……。
体調に問題はありませんか?』
『むう……。オデットさんは白鳥デスよね?
鳥だとレイとかぶっているのデス。
レイの方が先にママ姉ちゃんの従魔になったのデスから、オデットさんはレイの妹分なのデス!』
レイ!お前さんはまったくもう!
末っ子がさらに下を求めるのも分かるのですけどね?
オデットさんは三千年もの間祈り続けてきた、言わばめっちゃ年上のお姉さんなのですよ?
わたしたちは全員十年も生きてないじゃないですか!
(ディアお母様以外!)
むしろ、年上として敬うのです!
そう言い聞かせても『ええ〜〜?』と不満げな様子のレイ。
対してオデットさんはといえばクスクスと笑って曰く。
「わたしは構いません。新参であることは間違いありませんし。
皆さま方も、よろしくお願いいたしますね。」
と、深く頭を下げるのです。
大人な対応ですねぇ……。
レイはよく見習うように!と言うと、また不満げな様子。
でもね?レイ。
おまえの精神年齢では、お姉ちゃん風を吹かせても生暖かく見守られるだけですよ?
相手の方が圧倒的に大人なんですからね。まあ言わないですけど。
『ミラ。じゃれ合うのもほどほどになさい。
そろそろ、向こうも気づいたようですよ?』
分かっているのです、お母様。
わたしが斬ったので、壊れかけている結界の中心から感じる敵意と悪意。
フン!
ムカッときてるのはこっちなのです!
キレイさっぱり、その妄執を断ち切ってやるのですよ!
オデットさんは白鳥なので、髪は白くて目は黒いです。




