神兎 その87 その罪を断つ!!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
一月度のシフトが決まりましたが、二十年ぶりぐらいに一月一日、お正月が休日に。
えっ。マジで?( ゜д゜)
ようやく近隣の店にも人員が増えて、応援に行く必要もなくなり、あと、お正月に出勤希望の人が多くて(ちょっとだけお手当てが出ます)、特に予定のない自分にお鉢がまわってきたようです。
やった!正月は家族で宴会だ!
伊達巻き(好物)とお酒買っとこうっと!
あと、甥っ子と姪っ子用のポチ袋の用意もね!
うひひ、楽しみだなあ。
我ながらちょっとキモいですが、これからも楽しんでいただけると幸いです。
『お、おいおいおい!いいのかよ!?
なんか分からんけど、その姉ちゃんを斬るってのかい⁈
しかも、結界がまだあるんだぜ?
もう封印を破ろうってのか⁈』
『準備がまだ充分にできてないんじゃ〜ないですかぁ〜?』
ユルングルンコンビの言うことももっともなのです。
ですが!
この堅物思い込みヒロインの目を覚ますには、これくらいインパクトがあるイベントが必要なのです!
というわけで。
リル、ラン、レイ。
そしてディアお母様。
この後、ひょっとしたら、そのまま戦闘に突入するかもしれないのです。
心の準備はいいですか?
『分かったの、ミラお姉ちゃん!
白鳥さんを助けるのよね?リルも頑張るの!』
と応えたのはリル。わたしの真意をちゃんと理解しているのですね。さすがは我が妹にして一番弟子。
『ミラお姉様のお心のままに。
フォローはお任せください。』
フォローを申し出たのはラン。うむうむ、相変わらず頼りになるのです。ランが支えてくれるからこそ、無茶もできるというもの。
『レイの神器だって負けてないのデス!
思いっきり振り回してやるのデス!』
レイは、もう少し大人になろう?やる気は認めるのですけど、神器は比べたり競ったりするものではないですからね?
『もちろん、いつでも構いませんよ、ミラ。
思う通りになさい。
多少の準備不足など問題ありませんからね。
この程度、良いハンデというものです。』
ありがとう、お母様。
家族からの肯定の声に、わずかにあった迷いも吹っ切れたのですよ。
『ちょ〜っと待ったー!僕も!僕も家族だよね?
もちろん、ミラちゃんの好きにやっちゃっていいからね⁈』
……ルーナ様は安定の残念感ですね。
本当にこの人と結婚していいのかしらん?
まあ、今更ですけどね。
さて、七角神剣を両手で握り、上段に構えるのです。
そして、おもむろに神獣変化!
溢れ出す神気を剣にこめると、七色に輝き始める刀身。
と、同時に並列思考で、とある魔法を構築して待機状態にしておくのです。
さらには、アイテムボックスからも、あるアイテムを意識して、即座に使用できるように準備。
わたしは敢えて念話と同時に声を出して、オデットさんに告げるのです。
「では覚悟はいいですか?オデットさん。
あなたを斬ることで、エルウィナス討伐の狼煙とさせてもらうのです。
願わくば、あなたの次の生に幸多からんことを。」
目を伏せたまま頷き、その両腕を軽く広げるオデットさん。
まるで何もかもを受け入れるかのように。
その覚悟や良し!
今こそ、あなたの罪を断ち切るのです!
魔神撃と身体超強化も発動!
結界壁ごとオデットさんを袈裟懸けに斬り伏せるのです!
まわりの連中を書いてたら、切りつけるまで辿り着けなかった…。σ(^_^;)
次回、ミラさんの断罪の剣が閃く!




