アルミラージ その30 進化可能種族
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これからも楽しんでいただけたら幸いです。
称号は……オークスレイヤーは、オークキラーの上位互換、ジャイアントキリングも格上相手に攻撃力上昇と、まあ順当なのです。
保護者も、まあ仕方ないのですよ。
しかし『姉御肌』はなんなのですかね。
『姉御肌 面倒見がいい女性』
それだけなのですか!
もっとこう、なんか少しでもボーナス的なものはないのですか、他の称号みたいに。
……特にはないのですね。
何というか、何も無い方がかえって恥ずかしいのです。
世界に、『お前は面倒見がいい女性だよ』と言われているみたいなのですよ……。
まあいいのです。
とにかく、オークどもは美味しく(経験値的に)いただいたので、さっさと帰るのですね。
帰って寝るのですよ。
何故ならば、レベルがいつのまにかマックスになっていたのですから。
レベルの横に進化可能って書いてあるのですよ!
アルミラージの上位種族って何なのですかねー。
楽しみなのですよ♪
できれば魔法とか使えるとよいのですが。
あっ!
ひょっとして、進化先の種族が分からないと進化出来なかったりするのですか⁈
だとしたらヤバいのです。
何とか進化先が分からないのですかね?
こういうときは鑑定さん! お願いするのです。
『進化可能種族 ヴォーパルバニー ランクC
ジャッカロープ ランクB』
やったのです! さすがは鑑定先生なのです!
ステータスの進化可能のところを鑑定したら進化先が出てきたのです。
これで安心して進化ができるのですよ。
しかもですよ?
この進化可能種族をさらに鑑定するのです。
『ヴォーパルバニー ランクC 可愛いらしい外見とは裏腹に、その凶悪な角と牙で一撃必殺を得意とする、獰猛な肉食獣。角と牙は非常に鋭利であり、生半可な鎧や盾ごと切り裂いてしまうこともある。』
おおう、アルミラージの正統進化バージョンと言ったところなのですね。
上位互換なら一見問題はないのですが、ランクがCなのですよね。
もう一方のランクがBなので、保留なのです。
で、そのランクBなのです。
『ジャッカロープ ランクB うさぎの頭部に鹿の角が生えている姿をした魔獣。雑食。その角は非常に鋭利な武器になると同時に、優秀な魔法の焦点具にもなるため、魔法も得意である。
人の声真似が得意であり、酒好きなので、野営中の人間に近づいては言葉巧みに酒を飲もうとする。また、その乳は万能薬となる。』
よっしゃー! これで魔法が使えるのです!
鹿の角は巣穴に隠れるには邪魔っぽいのですが、魔法を使えることに比べたら大した事ではないのですよ!
なんなら巣穴を大きく広げればいいのです。
広げすぎると誰でも入ってこれて、隠れる意味がなくなるのです?
ま、まあその辺りは追々考えるのです。
人の声真似が出来るのもポイント高いのです。
わたしは元々人間の知能を持っているのですから、身を隠せば普通に交渉出来るのですよ。
ひょっとしたら魔法の呪文とか唱えられるかもしれないのです。
夢が広がるのですね!
ただ最後の一文がちょい気になるのです。
わたしのおっぱいが万能薬になるのですか?
未婚の乙女なのですが?
……深く考えないのです。
そういうスキルがきっとあるのです。
必要になったら考えるのですよ。
やっとこ、第二の進化先が出てきました。
ヴォーパルバニーは、往年の名作RPGからこの作品に合わせて設定しました。いったい何度、首を飛ばされてリセットボタンに手を伸ばしたことか。HPがいくらあってもクリティカルヒット(そのゲームの中では即死攻撃)は防げないのです。
ジャッカロープはネットで調べて同じく設定しました。面白いのがいるなぁと思ったら、人のお手製の作り話なのですね。剥製まで作るとか手が込んでいます。なんか、日本にも似たような事例があったような。田舎の蔵に眠る河童のミイラとか。
ま、まあそれはそれでロマンがありますよね。




