神兎 その79 何度目かのお仕置き、くすぐり地獄。『少し楽しいのデス!』
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
売り出しと売り出しの合間ですが、今日からニ連休!
やりぃ!(๑˃̵ᴗ˂̵)
さあ、今度こそ転スラ読むぞう。まだ読んでなかったのかって?
だって1日じゃ読めないですし。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
わたしは神獣変化をして、二匹を威圧するのです。
ビクッとして、動きを止めるレイとユルン。
『ハイハイ、そこまで!
ケンカするくらいなら、後で模擬戦でもすればいいのですよ!いい訓練になりそうですからね。
それとレイ。お前はお仕置きなのです。』
『なんで⁈』
クチバシを大きく開けて、愕然とするレイ。
理由が分からないあたり、もうダメダメですね。
少しは成長したと思ったんですけどねぇ……。
これにはリルもランも呆れ顔ですね。
『なんでもなにも、初対面で失礼なことを言ってはいけないのですよ!
それっ!くすぐり地獄&逆撫での刑なのです!』
『キャハハハハハハハ……!降参!降参なのデス!』
神獣変化の高ステータスにものを言わせて、一瞬でレイを捕まえ、いつものようにくすぐりと逆撫で。
それを見たユルンちゃんがドン引きしているのです。
散々にくすぐり倒してから解放すると、息も絶え絶えなレイに言い渡すのですよ。
『他人の……いえ、他神獣の身体的特徴や話し方なんかをあげつらってはいけないのです。
分かったのですか?
分かったらユルンちゃんに謝るのです!』
『……ハァハァ……。ご、ごめんなさい、なのデス……。』
『お、おう!わかりゃいんだよ!
(お前の姉ちゃん、怒ると怖いな!)』
『(そうなのデス!でも、それも少し楽しいのデス!)』
『(マジか⁈)』
なにか寄り添ってコショコショと話しているようですけど、雨降って地固まるじゃないですが、ケンカして距離が近くなったのですかね。
まあ、これから一緒に行動するわけですから、いちいち争ってたら空気が悪くなるばかり。
仲が良いのに越したことはないのです。
『さて、顔合わせは済みましたし、連絡役も確保したならばここですべきことは終わりましたね。』
場が落ち着くのを待って、ディアお母さまがお別れの挨拶をするのです。
『わたしたちは封印の場所の確認に向かいます。
ユル。久しぶりに会えて嬉しかったわ。
無理はしないようにね?』
『わたしも〜〜嬉しかったです〜〜〜〜。
皆さまも〜〜またね〜〜〜〜〜〜。』
『はい。ユルさん、またお会いするのです。
それまでお元気で。』
……言葉に嘘はないのですけど、おそらく次に会う時は女神と戦う時。
「それまでお元気で。」なんて、ちょっとだけ複雑な気分になるのです。
『じゃあな、本体!しっかり働けよ!』『それでは〜行って参ります〜。』『地母神様の眷属に会えて嬉しかったの!またお話して欲しいのよ?』『それでは失礼いたします。』『まだ決着はついていないのデス!次は絶対に負けないデスからね!』
口々に挨拶しては、ディアお母さまの背中に登っていくのですよ。ユルングルンのコンビも、スルスルと脚をつたって登っているのですよ。さすがはヘビさん、器用ですね。
あと、レイだけ挨拶している対象が違うけど、面倒だからスルーで。
では、しばしの別れなのです!アデュー!
あっ。(・Д・)
と気がつけば、同じ地母神の眷属であるリルとユルさんの絡みを入れ忘れてました。
またそのうち入れるかもしれませんが、とりあえずは先に進みます。




