神兎 その73 レインボースネーク、カモーン!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
昨日は、ヘンダーソン氏をはじめ、通販で頼んだのが届き、読みはじめたものの長くて読みきれず、危うく投稿を落とすところでしたね
先に書いといてよかったぁ〜。ε-(´∀`; )。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
ああ、たしかにレイのステータスに土魔法はなかったですね。
でも、今のレイの能力ならば、できるんじゃないですか?
昔、わたしもヴォルパーティンガー時代に火魔法を持ってなくても、イメージで使えるようになったし。
ランには及ばないもののレイも知能は高いタイプだし、わたしから超音波探査や電波を使ったレーダー的なイメージを伝えて、試してみるのです。
もちろん、わたしもお手本を見せなければ。
砂についた両前足から魔力を薄く薄く広げていくのです……。
水面に波紋が広がるように……。
よせては返す波のように……。
!!
地面の下、そう遠くない場所に反応が⁈
でかっ!
ええっ⁈ でっか!!そして長っ!
隣りにいるディアお母さまの反応が小さく感じるくらいの馬鹿げた大きさなのです!
どんだけデカい体なんですか!
さらに索敵の範囲を広げていくと、ようやく端っこが分かったのですけど、その長さたるや端から端まで数キロ、最低でも三キロ以上はありそうなのですよ。
砂漠の中、地中を緩やかに蠕動して進んでいるらしい眷属(?)さんは、長さ三キロ以上、幅は太いところで数十メートル、細いところでも20メートルくらい。
・砂漠
・長い
・地中にいる
Q.以上のことから考えられるファンタジー生物を答えなさい。(配点10点)
A.サンドワーム……ですか?
ある意味、サービス問題ですが別に嬉しくはないというか……。
えっ?マジでサンドワームなんですか⁈
リルたちが次々と索敵を成功させていると、ついにはレイも。
『ママ姉ちゃん!レイにもできたのデス!
地面の下にでっかい生き物がいるのデス!』
レイも上手くできたようですね。
ステータスにも土魔法が表示されてるし。
でも、地母神様の眷属の正体がインパクト強すぎて頭に入ってこないのですよ。
一応はおざなりに褒めて、軽く毛繕いなんかしてあげるのですけど。
と、幾重にも索敵の魔力が当たったためか、地中の眷属さんの動きが止まったのですよ。
すると、ディアお母さまが念話の出力を上げて、地中にいる眷属さんに向かって話しかけたのです。
『ユル!いい加減に起きなさい!』
しばらくの沈黙のあと、非常に間伸びした返事が聞こえてきたのです。
『だぁ〜〜れ〜〜〜?』
『わたしよ!地龍王たるサーガランディアが会いにきたわよ!』
……また沈黙のあと、お返事が。
『龍ー神さまのーーお后さまか〜〜ごぶさたですね〜〜〜〜。』
その言葉のあと地面が振動し始め、段々と揺れが大きくなっていくのです。
地面の下の反応が急速に地上に近づいてくると、わたしたちの目の前、数十メートル先の砂が大きく盛り上がり、大量の砂を割って顔を出したのは……。
パッと見では……なんというか巨大なヘビのパペット?
手にはめて大きな口をパクパクさせるやつ。あれの馬鹿でかいバージョンとでもいうのですか。
死の砂漠の色素が抜けた灰色とは違って、やけにカラフルでファンシーな虹色の巨大なヘビが、これまたファンシーな大きくてつぶらな瞳をこちらに向けているのですよ。
『おお〜〜〜〜。たしかに〜〜地龍王ー様だ〜〜。
お久しぶりです〜〜〜〜。』
サンドワームとかいいながらもヘビにしちゃいました。
地母神の眷属さんは虹色の巨大なヘビですが、リアルなヘビではなく、イメージとしてはずんぐりしたシルエットのパペットのヘビを想像するといいかと思います。
靴下を加工して作るようなやつですね。
この人(?)の場合、大きすぎてあんまり可愛くはないかもしれませんが。σ(^_^;)




