神兎 その69 テンプレ面倒臭っ!巣穴に帰りたいのです!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
昨日は、またスマホをおうちに忘れてしまい、電車の中や、休憩中に暇を持て余しておりました。
なので、執筆はできておりません。
カサイサンの次回作にご期待下さい。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
まったくもう!
どこの国にも、馬鹿貴族ってのはいるものですね!
まさか、奥さんの目の前で旦那さんを切り捨て、無理やりナンパするとか……いやもうアレはナンパなんて生優しいものじゃないのです。強盗殺人に誘拐ですよね。
わたしたちがその場にいなければ、婦女暴行まで加わるところだったのです。
この世界で出会ったなかでも、一、二を争うクズでしたね。
もうとっ捕まえて地下牢に閉じ込めたし、闇魔法で精神ダメージも与えたし、あとは刑に服するのを待つばかりですけどね?
……それに、子が子なら、親も親というか。
全員無力化したあと、縛り上げてから領主の城に向かったのですが……。
領主の方が年経ている分、子供よりも罪が深かったのですよ。
細かく説明するのも気分悪くなるのですけど、具体的には『快楽殺人者』『女の敵』『サディスト』『暴君』だのと酷い称号のオンパレード。
腐れ貴族の見本みたいなやつなのです。
結局、親も兵もボコボコにして牢屋にぶち込み、ディアお母さまに見張ってもらった上で、この国の王都に行ったのです。
当然、親も無間断罪地獄に落としたのですけどね!
各国の大きな神殿には神託が下りているから、神殿経由で王様にアポイントをとり、改めて全員で謁見したのが今日のこと。
王様はわりとまともな人だったのですが、やはり馬鹿貴族の仲間なのか難癖つけてくる輩がいたので、また総員で神獣変化したのです。
今回は、ディアお母さまもいるので迫力が違うのですよ!
可愛い可愛い娘(わたしのことですよ?)が侮辱されたことでブチ切れてしまい、気の弱い連中が何人か心臓が止まってしまったのです。
まあ、すぐに蘇生させたから問題無し。
いちいち言及するのも面倒なので結果から言うと、王様はちゃんと余罪を追求すると約束してくれたのです。
被害者がいたら心身ともにわたしたちが癒すとも伝えたし。
ついでにサービスで宮廷に居並ぶ貴族や文官、武官の中で犯罪者的な称号持ちに『正直爺さん』の魔法をかけてやったので、多少はこの国も風通しがよくなるはず。
……国を巡るたびに、こんなテンプレな流れをいちいちやらなきゃいけないんですかね?
面倒くさい!もう巣穴に帰りたいのです!
はぁ。まあ乗りかかった船ですから、最後までやりますけどね。
見送りも断り、城から出て神殿に入ると出迎えてくれた人たちがいたのですよ。
わたしたちが助けた若い夫婦ですね。
斬られた怪我はしっかり治したものの、大事をとって神殿まで運んで休ませていたのですが……この様子なら心配なさそうかな?
二人そろって深く頭を下げ、感謝の意を示しているのです。
「傷はもう大丈夫ですか?」
微笑んで聞くと、「はい!治していただいたばかりか、妻も助けていただき、ありがとうございました!」とお返事。
うむうむ、元気になったようでなりよりですね。
ついでに信仰してくれてもよいのですよ?
怒涛の週末が終わりました。
無事、リニューアルオープンできたものの、忙しくて目が回りそうでしたね。:(;゛゜'ω゜'):
落ち着いた生活と仕事がしたいです……。




