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アルミラージ その28 オークジェネラル、実食!

 わたしの戦闘能力は、身体強化と魔力撃のおかげで実際のステータス以上に高いのですね。


 図らずも、格上Cランクのオークジェネラルを瞬殺してしまったのですが、結果からみるほどジェネラルは弱くはないのです。


 そのパワーは脅威的でわたしが一発でも喰らえば、良くて骨折して戦闘能力ガタ落ち、悪ければ即死してしまうのです。


 今回はジェネラルが油断して、わたしの策に見事にはまってくれたのですが、綱渡りなのは変わらないのですよ。


 さてと、ボスは倒したので、残敵掃討するのですよ。


 精鋭部隊とはいえ、ジェネラルの統率がなければ、ちょっと強いオークというだけのこと、サクサクと足切りからのとどめを刺していくのです。


 50匹くらいは殺したのですかね?


 また大量虐殺してしまったのです。

 辺りは血の海なのです。


 もはや、鼻も利かなくなっているのですけど、その中でジェネラルの死体を探すのです。


 いちいち50匹ものオークの魔石を取り出すのは面倒くさいし、悠長に作業をしていれば他の魔物から横槍が入るかもしれないですからね。

 なので、ジェネラルだけでも魔石をとっておきたいのです。


 まあ、ひと回り大柄な鎧を着たオークなので、すぐに見つかるのですけどね?

 そして、鎧を切って背中を切り開いて魔石を取り出すのです。

 ついでにハツもいただきます、なのです。


 魔石は……すぐに食べるべきなのですか。

 格上の魔石なので、また発熱したりするかもしれないのです。


 いや! 今のわたしの魔力なら消化吸収できるのです。

 きっと、たぶん。


 というわけで、いただきます、なのです。


 うーむ、まったりとしていて、それでいてしつこく無い風味が奥深い味わいを作り出しているのです。


 ……というのは嘘なのです。

 めっちゃ濃い、コールタールかっていうドロドロの血の味と魔力の濃さなのです。


 これは気合いを入れて吸収するのですね。

 魔力循環に集中しながら、スィートマイホームに帰るのですよ。


 お腹の中から熱が全身に伝わってくるのですが、高速の魔力循環で体全体に馴染んでいくのです。


 ? 今までにない感覚がするのです。


 何か、魔力以外に身についたというか、獲得したのですか?


 これはひょっとして、魔力増幅だけでなくジェネラルの持っていたスキルも手に入ったかもしれないのです!


 さっそく自分を鑑定なのです!


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