神兎 その67 【地龍王サーガランディアが仲間になった!】
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
順番にディアお母さまにグルーミングしてもらっている、わたしたち。
あまりの気持ち良さに赤子返りしてしまいそうなのですが……満年齢でいえば乳幼児といってもいい年齢(二歳半)だから問題なし!
一通り満足したのでリルに場所を譲ると、わたしはお母さまと正対するためにテーブルの上にのるのですよ。
すると、お母さまがやはりどこからともなくクッションを取り出してテーブルの上にセッティング。
わたしに向かって微笑むのです。
ご厚意は素直に受け止めるのですね。
いそいそとクッションに座るわたしなのです。
というか、やはりお母さまもアイテムボックス的な魔法が使えるのですね。あとで『瞬間着衣』のことを教えて差し上げねば。
背中を優しく撫でてもらって、うっとりしてるリルを横目で見ながら、お話をするのです。
『ディアお母さま。この後、わたしたちは武具が完成するまでの間に、わたしの亜神としてのレベルを上げるため、諸国を巡って信仰を集めなければならないのですよ。
猶予は半年ほどと聞いているのです。
お母さまにも協力して欲しいのですが、よろしいですか?』
「もちろん構いませんよ、ミラ。
かつて、鍛治神や技芸神がたどった道をあなたも歩むのですね。
新たな神の誕生に立ち会えるなんて光栄なこと。
それが自分の娘ならなおさらね。」
穏やかに微笑むお母さま。
よし!
【地龍王サーガランディアが仲間になった!】
チャララララーン♪
往年の名作ゲームのファンファーレが頭の中で鳴り響くのですよ。
リルたちを群れの仲間に入れた時とは違う、この安定感というか安心感。
まるで、最初からレベルがカンストした仲間が入ったかのような気分ですね。
というか、亜神1レベルと互角に戦えたし、レイも手加減してあしらえたわけで。
ディアお母さまなら、並の神獣でさえ子供扱いできるほど強いのです。めっさ頼もしい。
……もう、お母さまだけでもいいんじゃないですかね?
わたしたちは後ろから高みの見物みたいな。
はっ⁈
それじゃあ何のために模擬戦したか分からないのです!
なんて、アホな考えは置いといて。
信仰を集めるからには、人口の多いところを回るのが効率が良いのですけど。
そういう大都市とかって、余計なちょっかいかけてくる馬鹿もまた多そうで、いまいち気乗りしないんですよねー。
まあ、少しでも有利に戦うためですし、しょうがないからどさ回りするのですかね。
まずは、フィリーの国からかな?
あと、そろそろ堕女神が封印された場所も聞いておきたいところ。
いざ封印が解けたって時に、すぐ駆けつけられるように転移の目印をつけておきたいですしね!
ファンファーレはドラク◯の仲間が増えた時のをイメージしていただければと思います。
ドラ◯エ2でサマルト◯アの王子を仲間にした時の衝撃は今でも忘れません。
名前が「トンヌラ」って!Σ(^◇^;)
なぜトンヌラ!せっかく主人公の名前はかっこいいの付けたのに、仲間がトンヌラ!
しかも変更できないし!




