表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
397/624

神兎 その44 はじめてのちゅう(ほっぺ→でぃーぷ)

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。

m(_ _)m


本日の投稿をもちまして、一ヶ月ほど長休に入らせていただきます。

また、長休中にも1週か2週おきくらいに間話を投稿するつもりです。


充電して、ストックを貯めて帰って参りますので、しばしお待ちいただけたらと思います。


これからも、再開後も楽しんでいただけたら嬉しいです。


ありがとうございました!\(๑>◡<๑)/

 さて。


 ルーナ様への意思表示もしたし、玉兎パイセンたちを存分にモフリ倒したし、魔力も回復したから、そろそろお暇しようかと思うのです。


 ん?


 わたしの前世も確認できたって?


 それは、わりとどうでもいいんですけど。

 知ったところで、わたしのするべきことが変わるわけじゃあないですし。

 むしろ、知ってしまったことで、龍神様と会う時に少し気まずくなるかな?ってくらいですかね。


 前世がどうあれ、()()()()()()()なのです。


 まあ、ちっちゃいことは気にしない!

 リルたちが待つ神殿に帰るのですよ!


 ……でも帰る前にルーナ様にギャフンと言わせたいですよねぇ……。


 しかし、今からサプライズのネタを仕込むのも無理めな話。

 どうしたものか……。


 …………自分にもダメージが来るのであんまりやりたくなかったのですが……、ここはお別れのチュー(ほっぺ)でもしてやるのですかね!


 わたしは、転移の準備として神獣変化するのです。


 正面に立つルーナ様と、その後ろに並ぶ玉兎パイセンたち。


『それじゃあ、またね?』


『おひいさま。またいつでもお越しくださいませ。』『歓迎するぜ!』『主様もお喜びになります!』『お会いできて嬉しかったです!』『また撫でてくださいねー!』


「ええ、また来るのです。

 ところでルーナ様。ちょっと目をつむって欲しいのです……。」


『なんだい急に。』


「いいから、さっさとまぶたを閉じるのです!」


『分かった、分かったから!これでいーかい?』


 わたしは翼に魔力を流して少しだけ宙に浮き、ルーナ様の顔と高さを合わせると頬に顔を近づけて……。


 チュッ


 うーわ!恥ずっ!やっぱ恥ずっ!


 自分からやっておいてなんですが、これは小っ恥ずかしい!


 新婚さんか!?


 いらっしゃーい、か⁈


 パイセンたちからは『『キャー!』』と黄色い歓声が。

 ルーナ様はびっくりして、目を見開いているのです。

 そして、片手でチューしたほっぺを触っているのですよ。


 フッフッフ。サプライズ成功!

 予想通り自分も顔真っ赤になったけど、驚かせたから満足なのです!


「お、お別れの挨拶なのです!

 それじゃあ、また!」


 右手をシュタッと上げて、さあ転移!

 と思ったら、また抱きしめられてしまったのです!


 ムギュッ


 しかも、顔の高さが合ってるから、真っ正面にイケメンが!?


 ゆっくりと近づくルーナ様の顔!


 ちょっ!ちょっと!

 そんな急に来られても心の準備が……!


 やばい!ぶつかる!

 わたしは目をギュッと閉じるのです……!


 チュー♡


 わたしの唇に柔らか〜い感触が……。

 そして、接触は一瞬では終わらず、長く続いているのです……。


 心臓がドキドキどころか、ドッキン!バッコン!とめっさ大きく跳ねている……。

 これ、外に聞こえてるんじゃないですかね?


 ……そして、やはりなぜか切なく暖かい心地なのですよ。

 いえ、なぜかは分かっているのです。

 わたしの魂が、かつての婚約者としての心が喜んでいるのですか……。


 ゆっくりと体の力が抜けていくのです。


 と思ったら。んんっ?


 なんかルーナ様の唇が、わたしの唇をハムハムしてるんですけど。

 そ、そして、なんか温かいヌメヌメしたものがわたしの唇を割って口の中に入ってぇー⁈


 ドムッ!


 わたしは、ルーナ様の右アバラ骨の真下に、ゼロ距離で(こぶし)を叩き込んだのです!


 これぞ、必殺【1インチパンチ!】(嘘)


 実際は、ステータス任せで力づくで殴っただけですけどね!


『げっふぉおっ!』


 惜しい!


「ギャフン!」じゃなかったですね!


 油断していたからか、いい感じにレバーに刺さった拳。

 脇腹を押さえてうずくまるルーナ様なのです。


 フッ。今のわたしなら世界チャンピオンも夢じゃないのです!


『きゅ、急になにするのさ!』


「そっちこそ!調子に乗るんじゃないのです!」


 は、初チューからいきなりディープなやつとか、頭おかしいんじゃないですか⁈

 ねえ⁈パイセンたち!


『ギルティ。』『ギルティですね。』『あれほど、焦らないようにと申し上げましたのに……。』


 ですよねー!

 いたいけな乙女(1歳半)になんてことするんですか!

 まったくもう!(怒)


 罰としてしばらくの間、念話禁止!(緊急事態は除く!)


『ええ〜〜!?』


 うるさい黙れバカァ!


 転移!!


初チュー♡からのディープなチュー♡に、照れ隠しでレバーブローを打ち込み、転移で逃げ出したミラさんでした。


なんだか、ラブコメ時空にハマって抜け出せなくなっていましたね。σ(^_^;)


また冗長になっていたかもしれませんが、書きたいことを書いたから後悔はしていません。たぶん。


長休後は、いよいよ堕ちた女神の討伐に向かっていきます。

書ききる自信はまったくありませんが、完結目指して頑張りますので、引き続きお付き合いいただけるとありがたいです。


それでは、またお会いしましょう!\(^^)/


ミラ『あいるびーばっく、なのです!

…………でもでも、ちょおっと休みすぎなのでは?』


ギクッ!Σ(゜д゜lll)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] おやすみ、いつ頃までなのかぁ・・・
[一言] 長期休暇の意味が… 一瞬ノクターンへ移動するのかな?って思ってしまった…あとミラさんの誕生日っていつぐらいだったっけ?
[良い点] いくら恋人や婚約者が初チューしてくれたからっていきなりディープなのをするのは男としてどうかと思うよルーナ様… まぁ気持ちはわかるけどね? でも多分夫婦間でも怒られると思うよ? もう少しブレ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ