神兎 その19 フッ。お遊びはこれまでなのです……!「また遊んでね〜!」「はーい!」
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
今日は、TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す〜ヘンダーソン氏の福音を〜のマンガ版一巻と最果てのパラディンの新刊とめんつゆひとり飯の新刊を買ってきたので執筆はお休みです。
というか、めんつゆひとり飯がいつの間にかドラマ化しててビックリ。途中からですが録画予約しました。
どうでもいいですね。(^^;
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
途中からレイも混ざり、最終的にはランも少し恥ずかしそうにしながらも並んで順番待ち。
まったく、うちの妹たちときたら、ホントにわたしのことが好きなんですから!
それにしても……わたしより背の高いランを高い高いするのは、ちょっとばかしシュールな光景かもしれないですね。
または痛い大人ともいう。
ま、まあまあ、本人が嬉しそうだから問題はないのです!
しばらく子供たちプラス、うちの妹たちとじゃれていると、控えめにクリスさんが促してきたのです。
「ミラ様……。そろそろ次の予定が……。」
おっと。
少しばかり夢中で遊んでしまったのですね。
最後に全員一周だけ高い高いをしてから、子供たちと別れるのです。
みんなニッコニコでの「また遊んでね〜!」の大合唱に手を振り広間を後にすると、向かう先は応接間みたいなところ。
簡素ですが、質の良いソファーにみんなで座ったのです。
ふー。
ステータスが高いので疲れてはいないのですが、まあ気分的にひと休み。
子供たちの遊びにかける情熱もなかなかに侮れないですね。
「フフフ、ミラ様は子供がお好きなのですね。
とても楽しそうでしたわ。」
向かいに座ったフィリーがニコニコしながら話してきたのです。
……別に特別好きというわけじゃあないんですけどね?
でも、子供時分くらいは楽しく過ごせればそれでいいと思うのですよ。
それに子供好きなのは、わたしよりもランの方ですし。
さてと!
気分を変えて、この後の予定を考えるのです。
たしか、午後にこの国の元首、大公に謁見するんでしたっけ?
「はい。おっしゃる通り、父である大公殿下に謁見していただき、昨日の魔物の襲撃や神殿で起きたことを説明する予定ですわ。」
この国で一番やんごとない人に会って、細かく説明するわけですね。うーん、面倒くさい。
「昨日、使いを出してあらましは伝えてありますし、ミラ様が神獣であることはお父様にはお話ししてあります。」
「大公殿下にフィルリネア様のおっしゃることを信じていただけなかったので、信憑性を増すためにもわたしを鑑定してもらいました。
その時のわたしは神獣であるミラお姉様の従魔でしたので。
ついでですが、大公殿下とその場にいた側近の方々で魅了されていた人たちは解除してあります。」
ほほう。信用を得るために敢えて鑑定させたと。
さすがはランですね。機転が効く上に、さらには魅了も解いてるとは有能なのです。
褒めてから頭を撫でると、頰を染めて嬉しそうにするラン。
見た目はわたしよりも年上っぽく見えるんですけど、はにかむ姿はめっちゃ可愛いのです。
ランを撫で撫でしていると、戦闘侍女の人がおずおずと聞いてきたのですよ。
「あの……先ほどレイ様が、蘇生された方のご家族にミラ様が亜神になられたと言われましたが……。」
あー。その辺を教えてなかったですね。
すべての人たちにカミングアウトするかはまだ決めかねているのですけど。
お友達連中になら教えておいてもいいですよね?




