神兎 その18 元帥……それは武官の頂点。
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
昨日はスマホを家に忘れて出勤してしまったため、暇つぶし……じゃなくて、執筆ができませんでした。
いかにスマホに依存しているかがよく分かりましたね。
( ̄▽ ̄;)
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
ひとりづつ抱き上げては祝福していると、いつの間にか順番がループしていたのですよ。
具体的には、抱き上げる→祝福して撫でる→床に下ろす→再び列に並ぶ、とエンドレス抱っこが始まっていたのです。
疲れたりはしないのですが、延々と続くと時間が取られるのですね。
あと、やっぱり混ざっているリル。
さすがは甘えん坊元帥。
『甘えん坊元帥 神に甘えることで、位人臣を極めた甘えん坊の頂点。これ以上を望むなら神へと至る他にない。』
なんやねん、位人臣を極めるって。
たしかに元帥は武官の頂点ですけど。
神に甘えたっていうのは、ひょっとして地母神アシュアンナ様に甘えたのですかね。
……いくらなんでも、甘えん坊を極めて神へと至るとか……無いですよね……。
と、兎も角!
エンドレス抱っこが終わらないので、ヘルプを召喚するのですよ!
ランちゃん!
お手伝いを頼むのです!
「はい!かしこまりました!」
嬉々として子供たちの相手をするラン。
やっぱり子煩悩っぽいですよね。
よし、これで半分は任せられたのですね。
興がのったので、もう少し遊んでやるのです。
フッフッフ。果たして、これを味わってから、普通の遊びで満足できるかな?
食らえ!
必殺(?)スーパー高い高い!
目の前にいる子供の両脇に手を差し込み、速すぎない程度の速度で頭上高くかかげるのです。
そして、床に足をつけてから、それをもう一度。
抱っこからの行動の変化に、キャッキャと喜ぶ女の子なのです。
笑っていられるのも今のうちなのですよ?
再度、床に足をつけてから三回目に高くかかげようとした、その時!
加速して宙に放り上げるのです!
頭上二メートルくらい飛んだ女の子は、一瞬の浮遊状態の後に落ちてきたのですよ。
それをフワリと受け取るとゆっくり床に下ろすのです。
あっという間の出来事で誰も止められず、本人もポカンとしているのですが、状況を飲み込めたのか目をキッラキラに輝かせて、せがんできたのですよ。
「すごいすごい!お姉ちゃん!もう一回!もう一回!」「ズルいや!次はぼくの番だよ?」「ぼくにもやって!お願い!」
はっはっは。
くるしゅうない、くるしゅうない。
ちゃんと放り投げてやるから、キチンと順番を守るのですよ?
いや〜、モテモテで困ってしまうのですねー。
ねえ?ルーナ様?
『相変わらず子供の扱いがうまいね。
ほどほどにしないと、またエンドレスになるよ?』
まあ、怖い目にあったんですから、これくらいの楽しみがあってもいいかなと思うのです。
なので、多少の時間を使うくらいなら問題無し!
うりゃあ!
またまた、しれっと混ざっているリルは天井ギリギリ、五メートルくらい?まで高くに放り投げてやるのですが、膝を抱えてクルッと宙返りしたのですよ。
その技を見て、さらに盛り上がる子供たち。
でも、もともと飛べるリルにとってこの程度は、文字通り児戯にも等しいですね。
他の子と同じようにフワリと受け止めてから床に下ろすと、手を離す前にキュッとわたしの首に手を回して抱きしめてきたのですよ。
ハイハイ、楽しかったですか〜?
それはよかったですね〜。
リルの場合、単純にわたしと遊びたかっただけっぽいですね。
エンドレス高い高いは、10年くらい前に実際にやりました。
職場の飲み会に同僚の3、4歳くらいの娘さんが三人来ていて、高い高いをしたところ、他の子もやりたがり、順番に後ろに並んで終わったらまた後ろに並ぶという、エンドレス状態に。
めっちゃ喜んでくれたのはいいんですけど、五周くらいで力尽きました……。_:(´ཀ`」 ∠):
十数キロの重りを持ってスクワットするようなものですからねえ。
少なくとも酒飲んでやることじゃあなかったですね。
σ(^_^;)




