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神兎 その6 進化先決定!新しい名前は……

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。

m(_ _)m


ようやっと、レイの進化先が決まりました。

進化先決めるだけで四話も費やしてしまいましたね。

もっとサクサク進めたい……。


これからも楽しんでいただけると嬉しいです。

 ここまで考えて、残りは二択。


 太陽神の金烏か。


 戦神のモリガンか。


 レイが制御し切れるか不安な金烏と、総合的には金烏に劣るが戦闘能力という点では問題なく強いモリガン。


 最後の選択はレイに聞いてみるのです。


『レイ、わたしは金烏かモリガンがいいと思うのですが、お前はどちらに進化したいのですか?』


 聞いてみると悩みながらも答えたのですよ。


『うーん……。レイは強くなりたいのデスけれど、迷惑はかけたくないのデス。

 だから、ちゃんと制御できるモリガンがいいと思うのデスけど……。』


 ここまで言ったあとに、ソルリオス様の方を向いて質問したのです。


『太陽神様。眷属にならなくても、レイに加護や祝福を与えてもらえないデスか?』


『ほう。なるほど、よく考えたものだ。

 お前の種族は元々は我が眷属に繋がるもの。

 加護や祝福でもそれなりの力は得られるだろう。

 その上で戦神の眷属、モリガンになるというのだな。

 分かった。加護と祝福を与えよう。』


 ソルリオス様は少し感心したように頷くと、レイに向かって手をかざすと、その手から降り注ぐ柔らかな光。


 それが終わると、レイはソルリオス様に頭を下げて礼をすると、今度は戦神様に向き直ったのです。


『太陽神様、感謝するのデス!

 戦神エリュフォドラ様。

 ママ姉ちゃんの役に立つために、あなたの眷属にして欲しいのデス!』


『よし、分かった!!

 ならば、我が眷属の証として、お前に名を授けよう!

 お前の新しい名は、


【レイリーン】だ!!


 ミルラーナからもらった名も残したからな!

 戦場では今まで通りにレイと呼ぼうではないか!

 レイリーンよ!

 ミルラーナを助け、かの女神を討ち取るがよい!』


 戦神様はニッカリ笑うと、レイが眷属になることを認めてくれたのですよ。


 そして声がデカい!!


 戦神様はレイを抱き上げて目線を合わせると、名付けてくれたのですが、さすがのレイも至近距離での大音量に目を閉じてやり過ごしたようですね。

 鳥の翼では耳は抑えられないですから、直撃してるはず。


 ……鼓膜とか大丈夫ですかね。

 いや、今わたしたちは精神だけ招かれてるから、うるさいだけで問題無し?


 戦神様の手の中でうっすらと光るレイの体。


 光が収まると、見た目はほぼ変わらないワタリガラスのままなのですが、その内包する力は桁違いに増大しているのですよ。

 そして、なぜか足が一本増えてるし。


 レイは軽く羽ばたいて戦神様の肩にとまり、兜越しですが頬ずりをするのです。

 リルほどではないですが、なかなかの甘え上手ですね。


『エリュフォドラ様!感謝するのデス!

 お言葉通りに、堕ちた女神を討ち取ってみせるのデス!』


『ハッハッハッ!(うい)やつめ!

 そうだ!お前のアイテムボックスにわたしの予備の武器を入れておこう!

 モリガンが誕生したのも久方ぶりだからな!

 使いこなしてみせよ!』


 ……なんかあの二人、ノリが合ってるような気がするのです。


 べ、別に寂しいとか、嫉妬なんかしていないのですよ!

 戦神様の武器ももらえて戦力が上がったんですから、文句はないのです。

 レイのゴマスリの効果が抜群だっただけなのですからね!


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― 新着の感想 ―
[一言] 今気づいた…ゴリラと言っているのはミラさんただ一人だけだったことに…そのほかの人たちは落ちた女神と…
[一言] 良かったな堕女神もてもてだぞ
[良い点] あ~金鳥になれば名前、「カトリマッ・・・じゃなかった、「ソーラレイ」になったのに~! [一言] 〉そして、なぜか足が一本増えてるし。 三本から四本になったですか? ふむ。『カラスが四本足…
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