間話 その27 公国公女 後のことはわたくしたちに任せて、ゆっくりとお休みください……。
いつも、つたない作品を飽きずにお読みくださいまして、まことにありがとうございます!
\(^○^)/
おかげ様で400万pvと、多くの方たちにご覧いただくことができました。
まだまだ真の神作品(ウン億pv)には遠く及びませんが、これからも完結目指して精進いたしますので、よろしくお付き合いのほどお願い致します。
m(_ _)m
疲れた様子で戻って来たミラ様とお仲間たち。
そして、クリスお姉様。
ミラ様は見たところ、とてもお疲れのご様子で、一時的にお力を使い果たしたらしく、元の玉兎のお姿に戻っています。
ですが、皆様お怪我はないようでホッと安堵いたしました。
そして、女神の化身を倒し、すべて終わらせたと教えてくださいました。
この小さなお体で、強大な魔物に臆せず立ち向かい、あまつさえ関わりのない民人をも守って戦ってくださったミラ様。
目の奥が熱くなり、涙がこぼれそうになります。
改めて、この国の民になり代わり感謝いたしますわ!
ミラ様御一行はその日、神殿にお泊まりいただき、まずはお体を休めていただきました。
街の被害は、あれほどの魔物が暴れたにしては、ミラ様のおかげもあり軽微で済みましたからね。
大公である父には、明日、正式な謁見をしてご報告すると使いを出しました。
もちろん、魔物が討伐されたことも伝えてあります。
今頃は街の被害の把握と、負傷者の救助などで忙しいでしょうね。
ですが、それが国の役目。
父や兄がすべて悪いとは申しませんが、元凶を国に引き入れ、魅了されていたのは事実です。
この程度の役割は果たしてもらわなければ。
さて、ミラ様にお休みいただいたあと、わたくしたちにもやるべきことがあります。
神官や元からいる警備兵たちと共に、侯爵の私兵を捕縛すること。
アンデッドとなった者たちの亡骸を集めての埋葬。
神殿に運び込まれて来た、怪我人の治療。
こちらは、クリスお姉様でも手に負えないほどの重傷者がいましたが、お呼びしたラン様があっさりと治療してしまいました。
治してもらった民はもちろん、その場に居た神官や手伝いに来ていただいた市民の方たちも皆驚き、その容姿の美しさもあいまって跪いて祈るものまでおります。
しかし、ラン様は謙遜されました。
曰く、「わたしの治癒魔法など、ミラお姉様の足元にも及びませんから。」と。
それを聞き、さらに驚く人々。
というか、レイ様やラン様に続き、リル様までがいつの間にやら人の姿をとっていましたね……。
もう、ミラ様たちがされることに、いちいち驚いてはいられません。
そういう方たちだと納得するしかないですから。
そうこうするうちに、数名の死者が運び込まれて来ました。
クリスお姉様は、疲れた体に鞭打って蘇生魔法を行使しましたが……成功はしませんでした。
もとより、成功率が高い魔法ではありませんから、運んで来たご遺族の方たちも悲しみはあるものの、納得はしていました。
ですが、ラン様からご提案がありました。
「わたしは蘇生魔法は使えませんが、ミラお姉様ならばあるいは可能かと思います。
一晩、お待ちいただければ蘇生できる可能性はありますが……。
いかがいたしますか?」
そのお言葉に、ご遺族の方は承諾されました。
この国において最も権威ある巫女でも蘇生できなかったのですが、溺れるものは藁にもすがる、ともいいます。
ですが、すがったのが藁どころか、巨大な船だと気付くのにそう時間はかからないでしょうね。
思えば遠くにきたもんだ……。
( ̄▽ ̄)
投稿したばかりの頃は、アクセス解析なんてものは知るはずもなく。
初めてブックマーク登録してもらったり、評価をもらった時は嬉しかったですね。
初心を忘れないようにしたいものです。
言っても、すぐ忘れますが。(^◇^;)
年のせいか、物忘れがひどくて時々凹みますね。
我ながら、鳥頭か!( ̄Д ̄)ノ




