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玉兎 その166 ひと休みひと休み……なのです。

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。

m(_ _)m


今日は、『新九郎、奔る!』の12巻が届きそうな予感がするので、執筆はお休みです。

カサイサンの次回作にご期待下さい。


これからも楽しんでいただけると幸いです。

 ……疲れた……。


 もう、歩きたくもないのです。


 というわけで、今わたしはリルとともに、ランに抱っこしてもらって移動しているのですよ。


 最初は「リルが抱っこするの!」と言ってたのですが、リルさんは服を持っていないので神獣変化を解くとマッパの美少女になってしまうのです。


 それは却下なのですね。


 だからランに抱っこしてもらったのですが、いつも通りリルが悔しそうだったので、折衷案としてリルも元の姿に戻ってまとめて抱っこしてもらったのです。


 ランは、両手に花ならぬ、両手に角うさぎですね。


 多少は重いですが、ランのステータスならまったく問題なし。

 なんなら、わたしとリル、百匹ずつでもいけるのですよ。


 わたしもリルも百匹もいないですけど。


 レイたちのいる部屋に入ると、フィリー、クリスさん、戦闘侍女の人が駆け寄って来たのです。


「ミラ様!よくぞご無事で……!」


 フィリーは一歩手前で立ち止まり、涙目でそれだけ言うと言葉に詰まってしまったのです。

 わたしは苦笑して、答えるのですよ。


『ええ、わたしたちは大丈夫ですよ。

 少し疲れたのですけれどね。

 元凶は消滅させたから、もう安心なのです。』


 すると今度はクリスさんからも。

 深く頭を下げて謝意を表したのです。


「ミラ様……。神殿を解放してくださったばかりか、大切な妹を助けていただき、感謝の言葉もありません。

 わたくしにできることがあれば、なんなりとお申しつけくださいませ。」


 そう言われてもねー……。


 今は疲れて何も思いつかないのです。

 うーんと、それじゃあひとまずは休ませてもらうのですかね?


『それじゃあ、お言葉に甘えて。

 わたしは魔力も使い果たし、疲れたのでどこかで休ませて欲しいのです。

 後始末を任せてしまって申し訳ないですが……。』


「いいえ、ミラ様にこれ以上働いてもらっては、わたくしたちの立つ瀬がありませんわ!

 部屋をご用意いたしますので、ゆっくりとお休みください。

 神殿や街のことは、わたくしたちにお任せを。」


『ありがとう、フィリー。

 よろしくお願いするのです。』


 これでひと休みできるのですかね?


 あっと、ひとつ忘れてたのです。


『クリスさん。

 もし怪我人が運び込まれてきたら、声をかけて欲しいのです。

 わたしは魔力切れで役に立たないですが、ランは治癒魔法が得意なので協力するのですよ。

 いいですね?ラン。』


「かしこまりました。

 クリスティア様、手が足りなければ遠慮なくお呼びください。」


 クリスさんは感心というか、感に堪えないようで少しだけ言葉に詰まったのですが、ちょっと潤んだ瞳で応えたのです。


「……ミラ様は、そこまで人々のことを考えてくださるのですね……。

 分かりました。ご配慮、ありがたくお受けいたしますわ。」


 べ、別に街の人たちのことを考えたわけじゃなくてですね⁈


 たくさんの怪我人が運び込まれて来たら、クリスさんが大変かなぁ、と思っただけなのですけどね!


 ちょっとだけ、あわあわしてたらフィリーに笑われてしまったのです。


「フフフ……。

 さあ!お部屋にご案内いたしますわ!

 ゆっくりお休みくださいませ!」


 なんか釈然としないですが、ひとまず休ませてもらうのですかね。


 ……おやすみなのです。


400万pvを記念して、12時にもう一話投稿予定です。


ここからしばらく間話が続きますが、話は進みますので。

いわゆる『間話じゃない間話』ですね。

(*^_^*)

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― 新着の感想 ―
[良い点] > 『いや、お前は地母神の眷属になったのですから、魔法で掘って欲しいのですよ⁈』 『わかったの! ゲイルカルネ~ジ!!』  ベギバギドガグシャ!! 『ったくもぅ・・・母上の眷属はコレだ…
[良い点] > ……おやすみなのです。 早速神殿に、豪華な巣穴を掘るのです!
[一言] 魔法使わなくても出すもの出せばみんな治るから出そさて哺乳瓶でするかそのまま直で飲むかどっちが良いかな?
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