表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
332/622

玉兎 その160 ピータ◯ラビット登場⁈

いつも、テンプレの前書きをお読みくださいまして、ありがとうございます。

m(_ _)m


これからも楽しんでいただけると嬉しいです。


あっ、もちろん本文をですよ?

『うるさいのです!

 わたしだって、好きで角うさぎに生まれたわけじゃあないのですよ!

 それでも、必死になって生き延びてきたのですから!

 お前なんかに非難される謂れはないのです!』


 反論が返ってくるとは思ってなかったのか、笑うのをやめ、動きを止める黒女神(変形ゴリラ)。


『それに、他人、いや他角うさぎのことを言える格好ですか?

 黒いのはさておくとしても、獣の足に腕が5本とか。

 そんなお姿で美の女神ですか……?

 ププッ、笑かさないで欲しいのです!』


 うわあ、怒った怒った!


 叩き潰そうと両手を組んで打ち下ろしてくるのですよ!


 もちろん素直に食らう気はないので、逃げようとするのですが……。


 半端に脱げかけたドレスが邪魔!

 動きづらい!


 転移魔法を発動しようとするのですが間に合わない⁈


 しかし、間一髪!

 ランが横合いからすくい上げてくれたのです!


 ありがとう、ランちゃん!


 続けて攻撃してくる黒女神(変形ゴリラ)の拳を避けながら、ランからお小言を言われたのです。


『ミラお姉様、敵を無闇に煽るのはおやめください……。

 神獣変化が解除されて、戦力も落ちているのですから。』


 うう、ごめんなのです……。


 でもでも、あれは言い返さずにいられないというか。

 こう、自分の"あいでんてぃてぃ"を否定されたような気がして許せなかったというか。


 つまり、わたしは悪くないのです!

 悪いのは、めっちゃ笑って煽ってきた黒女神(変形ゴリラ)なのですよ!


『もちろん、わたしもお姉様を馬鹿にするのは許せません。

 ですが、もう少しだけ慎重に行動なさってくださいね?』


 ……分かったのです。


 うーむ、また妹に諭されるとは。

 お姉ちゃんの権威がガタ落ちですね。


 ここは、サクッと倒して復権せねば!


 しかし、どうしたものか。


 仮面を砕くにしても、玉兎に戻ったから角剣も使えないし。

 いや、ランに使ってもらう手もあるかな?


 あとは、ランの必殺技、流星衝ならいけそうなのですけど。

 ですが、あれは助走が必要なので屋内では使いにくいのです。

 せめて体育館くらいの広さがなければ。


 最終手段は自分の角で魔神撃?

 アルミラージ時代の角でAランクの角剣が出来たわけですからね。

 玉兎の角で魔神撃ならそれ以上の威力が出せるはずなのです。


 ただ、下手に攻撃しても、さらに腕とか足が増えてしまいそうなのですよ。

 やるならば、防御手段を削ぎ落とした後に、即座に仮面を割らなければ。


 でもそうなると、弱体化したわたしとランだけでは手数が足りないっぽいんですよね……。

 うーーーん。


 と悩んでいると。


「ミラお姉ちゃん!リルが助けに来たのよ?」


 肉声⁈


 まさか、リルも眷属になったのですか⁈


 振り返るとそこには。


 2()()()()()()()、腰に手?前足?を当て、得意げなドヤ顔の角うさぎの姿が。


 ……えーっと。


 もしもし、リルさんや。


 いったい、いつからピータ◯ラビットになったのですか⁈


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あんまり感想を送れなくてすいません(*_ _) 見ててすごく突っ込みたくなりました…「いや敵を倒したら復権するんか!!?」と… 変な感想ですいません 面白い話本当にありがとうございます 勉強…
[良い点] ん~。 『性格の問題で、女神から降格になったアナタに言われたくはないのですよ!私は姿形は角うさぎなれど、月神様のれっきとした婚約者なのですよ。アナタがその性格故に選ばれるこの無かった序列三…
[良い点] 更新お疲れ様です。 ···てっきりランみたく人化を習得して助太刀にくるかと思い込んでたんですが、リルちゃんったらまさかのバッグ○・バニー状態でくるとは予想外wwいや女の子だからロー○・バ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ