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玉兎 その153 わたしたちに死んだ(?)ふりなど通用しないのです!

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、あと、ブックマーク登録、星評価、いいね等、ありがとうございます。

m(_ _)m


これからも楽しんでいただけると幸いです。


 広間から執務棟の廊下に出てみれば、さっそくワイトのお出迎え。


 さっきと同じく兵士の格好をしてるから、強欲貴族の私兵、その成れの果てですか。


 ……考えてみれば、ランとレイ、フィリーさんたちが侵入した経路順に、兵士たちも眠っているはずなのです。

 害鳥(首?)も、歩く?はじから獲物が無力化して転がってるんですから、入れ食い状態ですね。

「ゴチになります!」ってなもので。


 なんか、ちょっとだけ申し訳ない気もするのです。


 眠ってなければ、逃げることもできたかもしれないですからね。

 眠らせた当人、いや当烏?のレイはといえば、なんにも気にしてなさそうですが。

 まあ、強欲貴族に従って無法を働いたのが運の尽き。


 とどめを刺して、輪廻に戻してやるから感謝するのですよ!


 さて、索敵を四匹で全開でしているから、当然不意打ちなど受けずにサクサクと倒していくのです。


 絵面だけなら、やっぱりホラー映画風味なのですけどね?


 ドアを突然開けてきたり、倒れて死んだふり?をして近づいたら攻撃してきたり。


 でも、わたしたちの索敵と鑑定によって、ホラー展開になる前に遠距離から魔法で串刺しなのです!


 不意打ちなどされる前に、文字通りの死体蹴りで次々と倒していくのです。


 さあ、サクサク進むのですよ!サクサクとね!


 進むにつれて、多少の寄り道しながらも神殿の奥の院、聖域に近づいてゆくのです。


 寄り道といっても、発生したワイトが外に出ないように追いかけてとどめを刺したり、寝てる兵士がワイトのお仲間にならないように助けたりしただけですけどね?


 まったく、助ける義理などないのですが。

 それでも、ワイトになられるよりはましなので、仕方なく助けてやるのです。

 他意はないのですよ!


 かなり奥まで来たのに、最終目標が居ないのです。

 段々と早足で進むわたしたち。


 もちろん、クリスさんの足に合わせるのですけど。


「そこを左に曲がった先が聖域です!」


 少しだけ息を切らしながらも案内するクリスさん。


「……キャサリーテ!!」


 今の声はフィリー⁈


 リル、ラン、レイ!

 クリスさんを頼んだのです!


 わたしは道を開けた二匹の横をすり抜け、全力で先へと走るのです!

 曲り角で壁を蹴り、石壁を砕きながらさらに加速!


 開けっぱなしの両開きの扉の向こうには。


 こちらに背を向ける黒い人影。

 石畳みの上に倒れるワイトっぽい死体がいくつかと。


 中央にある台座に寄りかかって血を流している戦闘侍女の人!

 そして、その背後にかばわれたお姫様!


 フィリー!それにキャシーさん⁈

 無事なのですか⁈


 今助けるのです!


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― 新着の感想 ―
[一言] ん・・・あたしは中華ドラマは知らんですの。 あと、演義より正史のほうが好きです。 (あたしは歴史にはそれなりに強いですが、歴女さん達と違って、「歴史上の人物」への興味は薄いんです) …
[一言] 始まりは・・・キルヒアイス、かなぁ? でも田中御大の場合、『ここで死なすの?』みたいなトコで殺すのが本当の凄さかも?ですね。 力石みたいに、『死ぬべきシーンで死ぬ』のではなく・・・
[一言] 黒い人影って暗いところにいるから黒く見えるのかそれとも黒鳥の首から出てきたから黒いのかどっちだ?
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