玉兎 その145 次鋒レオパ◯ドン……じゃなくて!
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
四回目のコロナワクチンを打って、副反応でグロッキーです。
熱は大したことないんですけど、節々が痛くてだるい……。仕事も早退しました。
というわけで、今日は執筆は無理なようです。
カサイサンの次回作にご期待ください。
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
巫女さん?の言葉と共に神器?らしき杖、その先端にある鏡から柔らかな光が溢れたのです。
激しく暑い日の光ではなく、優しく包みこむような月光。
その光は神殿の敷地をあまねく照らし出し、さらには塀に沿って神殿と外の世界を隔絶したのです。
わたしは害鳥(特大)を追って敷地に侵入。
ランも流星衝の反動を使って距離を取ったようですね。
むむっ?
神器からそそぐ光を浴びたら、なんだか気持ちいいというか、なんというか。
そう、まるでぬるめのお風呂に入ってるかのような、または寝床で毛布にくるまってぬくぬくしているかのような。
害鳥から受けたキズ(多重たんこぶ)の痛みがゆるやかに溶けていくのです……。
一方で、害鳥はのたうち回って苦しんでいるのですよ。
体の表面からぐずぐずに溶けだして、まるで硫酸でもかけられたみたいですね。
さらには、体からワイトが湧き出すのですが、現れる端から溶けて消滅していくのです。
な、なかなかにキモい光景ですね……。
この「月光の領域」の効果は、対アンデッド特効の弱体化と継続ダメージぽいですね。
ついでに、味方には微弱ですが継続回復効果と。
めっちゃ便利。
これだけの支援を受けて負けたら、無能と言われても仕方ないですね。
……フラグじゃあないですよね?
よし。
今度こそボコボコのチャーンス!
ラン!
『お任せください!』
ランはわたしが具体的にお願いする前に、光の槍を十数本作り出して発射!
さすが以心伝心、心の家族!
でも『心の家族』ってちょっとだけ、都合のいい時だけ友達になる、いじめっ子みたいですね。
猫型ロボットのマンガに出てくる、破壊的に歌が下手なやつ。
『おおっ!心の友よ!』みたいな。
馬鹿なこと考える余裕があるのも、こちらが圧倒的有利な状況だからですかね。
いかんいかん、詰めを誤らないよう気を引き締めないと。
ランが放った光の槍は数本はヒットしたものの、残りは闇の槍で相殺されたのですよ。
さすがは(本当に)腐っても、元神獣というべきですか。
しかし、間髪入れずに先鋒ランに続き、次鋒レオパ◯ドン行きま……!
じゃなくて!!
それは負けフラグ!
ランの放った槍に遅れること数瞬、わたし自身が突貫!
最大まで魔力の刃を伸ばした角剣で切りつけるのです!
当然、身体超強化に金剛力も発動!
突っ込んだ勢いのまま害鳥(特大)の左翼を切断したのです!
続いて中堅、わたし!
石畳みを割り砕きながら、反動を使って跳躍。
長い首に向かって魔神撃!
ザシュ!
鈍い手応えとともに、害鳥(特大)の首を半ばから切り落としたのですよ!
しかし!ここで気は抜かないのです!
さらに副将、わたし!
跳躍の勢いでわずかに距離をとって、近距離からの〜?
ブレスー!!ぶおーーー!
翼と首を落とされ、ブレス直撃で胴体部も大きく抉られて魔石が露出。
再生しようにも「月光の領域」で阻害されているからどうにもならないのです。
そして、とどめに大将、わたし!
その露出したコアに極大魔法を叩き込んでやるのです!
微熱でボーっとしたせいか、ちょっとおふざけが過ぎたでしょうか。
次鋒レオ◯ルドンて。
σ(^_^;)




