玉兎 その137 大ピーンチ!!(冷汗)
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
それでは、楽しんでいただけると幸いです。
あの害鳥(特大)にどの程度スタミナがあるのか。
そろそろ解析できたのではないですかね?
というわけで、解析鑑定先生!
出番なのです!
黒鳥? lv不明
名前 不明
ランク S
HP 9000〜12000
MP 1500〜3000
STR 3000〜5000
VIT 7000〜9000
AGI 1000〜1500
MGI 2000〜3000
スキル
魔神撃? 魔力感知 魔力操作 魔力視 鑑定? 身体強化? 金剛力? 金剛体? 超再生? 気配感知 隠蔽 飛翔? ブレス(風属性)? 風魔法? 闇魔法 時空魔法? 死霊魔法? 思考加速? 並列思考? 吸精屍人生成?
称号
堕ちた女神の眷属 黒死鳥? 死霊術師? 禁忌を破りし者?
うーん、強いのです……。
単純に能力値が高く、火力も耐久力もなかなかにエグいですね。
それにブレスが相殺されたのも納得。
ブレスの威力は体力と魔力に依存しているので、魔力で圧倒しても体力でボロ負けしていては、互角にされても仕方ないのです。
HPも膨大ですし、超再生?で回復も早いし。
『超再生 自己再生の上位互換。体力は消耗するが、部位破壊や内臓損傷などの重度の傷害も回復する。その回復力はHPと体力に依存する。』
…………これは、スタミナ切れは期待しない方がいいですね。
どっちかというと、わたしのスタミナ配分に気をつけなければ。
さ〜て、どうしたものか。
害鳥(特大)の回復力からして、やはり大火力での一撃必殺がベストだと思うのですが。
しかしながら、HPを削り切るには火力が足りないっぽいのですよ。
防御力も高いですし。
それこそ、わたしの最大火力三点セット(魔神撃、ブレス、極大魔法)を全部同時にぶつけるくらいしないと無理っぽいのですよね。
しかも、相手は(悪)知恵があるのです。
正面から当たっては、到底まともに食らってはくれないのですよ。
つらつらと、思考加速で考えていても時間が止まるわけではないのです。
害鳥(特大)がまたブレスの準備動作をしているのですよ。
アレを相殺できるのはブレスのみ。
ハァ……。次なる害鳥の狙いはどこですか?
奴の顔の向かう先は?
!!!!?
ルーナ様の神殿⁈
テメッ……!このっ……!
ふ、ふざけるんじゃないのです!!
やっていいことと、悪いことがあるのですよ!?
わたしは神殿の前に移動して、ブレスの射線に入るのです。
うちの旦那(予定)の神殿なだけでなく、今あそこにはランにレイ、フィリーに巫女たちがいるかもしれないのです!
やらせるかってーの!
こっちにブレスを吐き出す害鳥(特大)。
わたしもそれに合わせて……ファイヤー!
再び空中で爆発が起こるのですが。
爆炎が収まった時、視界に害鳥(特大)がいないのですよ!
ええっ⁈
索敵は常に全開なのですけど⁈
慌てるわたしの上に影がかかるのです。
しまっ……!
気づいた時には。
おそらくは、わたしの直上に転移してきた害鳥のかぎ爪に捕まってしまったのです……!
大ピーンチ!!(冷汗)
大ピーンチ!なところで切って申し訳ありませんが、この後、間話を複数はさみますので、本編が進むのは年明けになると思います。
しばしお待ちくださいませ。
m(_ _)m




