玉兎 その120 石化の邪眼(嘘) わたしゃメドゥーサか!
感谢您一直阅读不好的作品。
m(_ _)m
希望今后也能玩得开心。
(いつもの定型文を翻訳アプリで訳したので、ニュアンスまで合っているかは分かりませんが、楽しんでいただけると幸いです。)
ふとお姫様を見ると、思い詰めた顔で神殿の方を見ているのですよ。
うん。心配なのは分かるのです。
ですが、焦らない慌てない、なのです。
落ち着いて事に当たらなければ、全力を発揮できないですからね。
そうなれば目的も果たせないのですよ?
わたしは身を乗り出して、目の前の座席に座っているお姫様の手に自分の手を重ねて話しかけるのです。
「大丈夫。
殿下のお姉様や神官たちは、わたしが必ず無事に助け出してみせるのです。
だから安心するのですよ。」
ハッとしてこちらを向くお姫様。
わたしの手の上にさらに手を重ね、表情を和らげて曰く。
「そうですわね!
わたくしたちにはミラ様がついていてくださいますもの。
何も心配することなどございませんわ!」
少し頬を赤らめつつも元気よく答えてくれたのです。
空元気も元気ですからね。
今はまだ心の底から元気を出せないでしょうが、何も四六時中、ムスッとした仏頂面でいる必要もないのです。
何よりも癪じゃないですか。
強欲貴族のせいで悲しい顔をし続けるなんて。
お姫様たちは純粋に被害者ですからね?
一方的に被害を受けたからって、美しい顔を曇らせる必要はないのですよ!
昔の少年マンガにもあったのです。
「笑いながら負けてやらねえ!」とね。
てなことを、お姫様の手をとり、微笑んで目を見つめたままお話ししたのですけれど……。
もちろんマンガのことは言わないですよ?
そうしたら、お姫様が顔を真っ赤にして俯いてしまったのですよ。
ありゃりゃ。また、なんか間違えたのですかね?
おっと、手を握りっぱなしだったのですね。
やんごとない姫殿下に触りっぱなしとは失礼したのです。
謝罪して手を離すと、少しだけ名残惜しそうにしていたのですよ。
不安だから人肌が恋しかったのですか。
んー、玉兎に戻ってアニマルセラピーしてあげたいところですが、これから宮殿に行くので今は無理ですね。
また夜にでも存分にモフモフするとよいのですよ。
宮殿の門も問題なく抜けて、いよいよ到着。
わたしはすでにお姫様のドレスを借りて着ているのです。
ぶっちゃけ、わたしは普段着の冒険者スタイルがよかったんですけどね?
お姫様と侍女の人が「先制攻撃ですわ!」と鼻息も荒く主張するので渋々着ているのです。
何に対する先制攻撃なんですかね?
よくわからんですが、まあ後で着替えるのも面倒なので言うことを聞いておくのです。
先触れを出していたのか、宮殿の入り口には十人ほど整列して馬車を待っているのですよ。
半分以上はメイドとか侍女っぽい女性たちで、残りは執事っぽい初老のおじさんとその部下っぽい男使用人ですか。
玄関前に横付けされた馬車からまず侍女のキャシーさんが降りて、次いで侍女の手をとりながらお姫様が降りるのです。
そして、その後からリルを抱えレイを肩にとまらせた、ドレス姿のわたしが降りたのですが。
またまた、並んでる人たちが固まってしまったのです。
もういい加減にして欲しいのですよ!
わたしゃメドゥーサか⁈




