表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
277/625

玉兎 その117 なんと見事な平城京

いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます♪

m(_ _)m


これからも楽しんでいただけると嬉しいです。

次の野営地に着いたので服を着て馬車をおりるのです。


 当然レイは元のカラス、ワタリガラスでしたっけか?の姿に戻ってわたしの肩に止まっているのですよ。


 昨日まで白かったカラスが黒くなっているのを見て、周りの兵士たちが何か問いたげに見てくるのですが、やはりスルーで。


 お姫様と侍女にはレイが進化したことは話したから、そのうち広まるのです。


 今度は最初から野営地の周りに防壁とお堀を作って、さらに内側に仮拠点も前回と同じように作成。


 これで襲撃されてから慌てて作らなくてもよくなったですね。よしよし。


 ご飯も食べて(お姫様たちと一緒に)、お風呂にも入ってスッキリ。

 あとは寝るばかりなのですが……。


 レイが進化の報告ついでに、リルとランに人化を披露したのですね。


 軽く羽ばたき、わたしの肩から下りて人化したレイ。


 当然マッパなのですが、ここはわたしたちの部屋なので無問題(もうまんたい)


 そしてマッパで再び抱きついてくるのですね。

 わたしは一応ローブをレイにかけてから、抱き返し、頭を撫でてあげるのです。


 わたしを見上げて嬉しそうに目を細めるレイ。

 身長はわたしの方が5、6センチくらい?高いから自然と見上げる体勢なのですね。


 2匹とも祝福すると同時に、羨ましそうなのです。


『レイちゃん、進化できておめでとうなの!

 でもでも、ミラお姉ちゃんとおんなじに人間に変身できるようになって羨ましいのよ?

 リルも人になりたいなぁ。』


『レイ。無事の進化、おめでとうございます。

 そうですね、リルお姉様。

 ご主人様と同じ人型になれれば街中でも、建物の中でもご一緒できますから。

 わたしも人化したいものです。』


 ふと、レイの反応をみたら、あらまあ。


 なんと見事なドヤ顔!


 これ見よがしにわたしの肩口に頬擦りスリスリしているのです。

 それを見てリルがいつものように、ぐぬぬぬ、と悔しそうに見上げているのですよ。


 またかと苦笑して顔を見合わせるランとわたし。


 空気を変えるために2匹に声をかけるのです。


「ほらほら、いつまでも睨み合ってないで。

 見張りの順番を決めたら、みんなで寝るのです。

 今日は最初だけわたしも人型で寝るのですよ?」


 わたしは服を脱いでベッドに向かうのです。

 いつものようにまずランが横になるのですが、今日はちょっとだけ変則的なのですよ。


 人型のわたしはランのお腹を枕にして寝そべり。

 そしてリルがわたしのお腹あたりに来て、最後に人型のレイがリルを挟んで横になるのです。

 一応、上からローブをかけて毛布代わりに。


 今までも人肌にモフモフまみれで寝たことはあったのですけれど、そこにさらに乙女の柔肌が加わったわけで。


 モフモフはもちろん素晴らしいですが、素肌の触れ合いもまた心地よいですね。


 目の前には嬉しそうなレイの顔が。


 まだ旅の途中ですし、襲撃も警戒しなければならないですけど。

 こうして家族みんなで、丸くなって眠れる幸せに感謝しつつ眠りに落ちるのです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です。 末妹が先に覚えちゃったから予測はしてましたが、やっぱり有りましたかリルのぐぬぬタイムww まぁ『一念岩をも通す』と言いますし、リル&ランも「妹には負けられん!」と強く…
[良い点] は○る○ど○い○・・・ ルーナ様『ぼ、僕はそんなラノベ、読んでないぞ!読んでないったら、読んでないんだ!金娘も銀娘も知らないからなっ!』 ・・・ルーナ様、アウトです。
[一言] 某月神さま、こんな光景ばっか覗k…観察してたら、新たな性癖のトビラ開いちゃうのでは……?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ