ヴォルパーティンガー その75 カッチーン。
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m(_ _)m
どなたかは存じませんが、誤字報告ありがとうございました。
前にも書きましたが、誤字報告って校正を受けてるみたいで、恥ずかしい中にもちょっとだけ嬉しさもあります。
これからも、よろしくお願いします。
つたない作品ではありますが、楽しんでいただけたら幸いです。
(#^.^#)
関わりたくないって思ったのに、こっちに来やがるのですよ!
まったくもう!
来んなって思ってるのに、なんで近寄ってくるのですかね!
『お姉ちゃん?嫌ならリルが追い払うのよ?』
『そうですとも。わたしたちにお任せしてもらえれば、たちどころに成敗いたしますが。』
……いや、待つのです。いきなり街中で魔物が暴れたら大騒ぎになるのですよ。
それに街に入る時、リルとランのことはわたしが責任を持つと言ったのです。
街の人を傷付けてしまえば、わたしの管理責任になるのですからね。
リルもランも我慢するのです。
と言って聞かせると、『うーん、分かったの。』『……承知いたしました。考えが足りず申し訳ありません。』と二匹とも納得してくれたのです。
リルはなんとなく、完全には理解していないっぽいですけど。行動に移さなければ、それでよし、なのです。
「そこのお前!ちょっと待て!」
体の太さの割に甲高い声がまた癇にさわるのですね。
無視して進むのです。
「待て!待てというのが分からんのか!!」
チッ。
周りの人が道をあけたから、風船おやじが用があるのは、わたしたちだと分かってしまったのですね。
仕方なく足を止めて振り向くのです。
「ぜぇはぁ、待てと言ったら、さっさと止まらんか!」
この短距離を小走りしただけで息が切れるとか、見た目通りなのですね。
運動をして、生活習慣を変えた方がいいのですよ?
ガルドが前に出て、「俺たちに何か用か?」と聞くと。
「貴様などに用はない。そこのフードをかぶったお前だ。
お前が持っているのは角うさぎだな?それも白毛の亜種だ。
わしがそれを買い取ってやろう。
角うさぎはそこらにいくらでもいるが、白い毛皮は珍しいからな。装飾品にしてもいいし、剥製にしても高く売れるぞ?
いくらだ?いくら出せばそれを売ってくれる?」
カッチーン。
ときたのですよ?
わたしの妹をそれとか、持っているとか、物扱いなのですか?
生憎ですが、このわたしは腐ってもお姉ちゃんなのです!
妹を売る気など無いのですよ!
「この子たちはわたしの従魔なのです。
大切な家族ですから売る気はないのです。では。」
と言い捨て、立ち去ろうとすると、まだ言い募るのですよ。
「このわしに向かって、値をつり上げようというのか?
欲深い奴め!では銀貨8枚でどうだ?角うさぎの値段としては破格だろう?」
カッチーン。パート2。
このわたしの?
大事な大事な妹が?
可愛い可愛い、わたしのリルが?
たったの銀貨8枚ですって?
…………ふざけるんじゃないのです!!
リルが欲しければ金貨一千億枚持ってきてから言うのですよ!
それでも売るわけないですけれどね!!




