ヴォルパーティンガー その70 リルとランの姉。兎も角、街に向かうのですよ!
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つたない作品ですが、これからも楽しんでいただけたら嬉しいです。
さすがにレベルが上がりにくくなってきたのですが、もともとの能力値が高いので問題ないのです。
それに魔力は順調に伸びて、もうすぐ二千の大台にのるところなのですよ。
これすなわち、身体超強化をすれば筋力、体力、敏捷性の全てが二千上がるということなのです!
これだけでも、すでにSランク級なのでは?
ただ、この強力なスキルも、燃費が悪いという欠点があるので、常時使用とはいかないのです。
要所要所で使うのですね。
まあ、わたしは魔力だけでなくMPも高いので、5分や10分くらいはなんの問題もないのですけど。
それでも同格の強敵が現れないとも限らないのですから、これからも魔力は鍛え続けるのです。
さて、次はこれ。
『自己再生 体内の生命力を活性化させて傷を癒す。常時発動可能。ただし体力は消耗する。』
これは魔力やMPに依存せずに傷を治せるから、ありがたいのです。
体力を消耗するらしいのですが、試した感じでは大怪我さえしなければ問題はないのですよ。
自分の前脚を自分で切って試したのですが、治癒魔法を使わなくてもじわじわと治っていく様はなんとも不思議な気がするものですね。
あれっ?治癒魔法のほうが不思議パワーでしたか。
科学では説明できないですし。
続いて、称号なのです。
『魔物の生ける災厄 魔物を200匹以上殺した者。魔物に対して攻撃威力上昇と威圧効果。』
ゴブリンキラーとか魔物の殺戮者とかが、これに統合されて、魔物全般に攻撃威力が上昇するのですよ。
これで種族を気にせず攻撃できるのです。
今まで特に気にしてなかったですけど。
グリフォンを地に堕とせし者は、オークの王を討ちし者と同じで、空を飛ぶ魔物に威力増加と威圧効果なのです。
そうそう空中戦とかしないですけどね。
『大賢者 基本4属性と光と闇魔法を使う者。魔法の習得、構築速度、威力、魔力が上昇する。』
うんうん、賢者より上昇幅が増えた感じなのですね。
そして。
『リルとランの姉 リルとランのお姉ちゃん。最近は当たりが柔らかくなってきている。もはやデレだけか?』
………わたしは目を閉じ、こめかみをピクピクさせながらも、耐えるのです。
…ツッコんだら負け、ツッコんだら負け、ツッコんだら負けなのです………。
スゥーーー、ハァーーーー。
よし、落ち着いたのです。
まったく、どっかの月神様の遊び心にも困ったものなのですよ。
獣使いという枕言葉があるとはいえ、聖女の称号を得たのですから本気で婚約破棄を狙ってやるのですかね?
遊びすぎると、いくら温厚なわたしでも怒るのですよ?
まあいいのです。戦力の検証は終えたのですよ。
結論としては、人間たちにAランク級の戦力がいなければ、問題ないのです。
兎も角、街に向かうのですよ!




