ヴォルパーティンガー その63 教養講座その2 月神様と月神宮について(ほとんど分からなかったですが。)
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誤字報告って、とっても恥ずかしいですけれど、編集の人に校正してもらえているようで、ちょっとだけ嬉しいです。
・・・マゾじゃないですよ?
これからも誤字報告、よろしくお願いします。
誤字が無くならない拙い作品ですが、楽しんでいただけたら幸いです。
さて、いよいよ本題、月神様と月神宮についてなのですが。
結論からいうと、よくわからないとのこと。
農村では地母神様、ついで太陽神様の信仰が厚いらしいのです。
もちろん、街中には神殿があり月神様も祀られているのです。
しかし、多神教の神殿だと、その神様専属の神官や巫女がいることは珍しいらしく、詳しいことは聞いたことがない、とのことなのです。
まあ、日本の神社でも、祭神が複数ある神社なんて珍しくないし、その神様の名前くらいは知っていても、メイン以外の神様の情報なんて、知らない人の方が多いのですよ。
情報集めなんて地道にやっていくしかないのですから、焦らずにいくのです。
とりあえずは、月神様について、この村で聞ける情報はこのくらいですかね?
あとは、街の神殿にお邪魔して、聞いてみるのですよ。
と、聞いている間にお昼になったので、一コマ目の「異世界一般教養概論」の授業を終えて、お昼ごはんをいただくのです。
もちろん、村長宅で。
リルとランにもお肉をもらったので、あげようと家から出るとそこには、かたまって寝そべる二匹と、それを遠巻きにしている子供たちの姿があったのですよ。
子供たちは、真っ白なモフモフ二匹に興味津々だけど、怖くて近寄れないといったところですか?
わたしを見てパァっと笑顔になる幼女が一人。
ああ、昨日の天晴れママの娘ですか。
「お姉ちゃん、こんにちは!」
駆け寄って笑顔で挨拶してくるのですよ。
うむうむ、挨拶できるとは良い子なのです。
「はい、こんにちは、なのです。」
しゃがんで目線を合わせてから、挨拶を返すのですよ。
頭を撫でてあげると、目を細めて嬉しそうにするのです。
「今日はどうしたのですか?」
と幼女に聞くと。
「あのね? パパとママが、お姉ちゃんがきてるなら、お昼ごはんをいっしょににどうですか? って。」
わたしはしゃがんだまま後ろを振り返り、お肉を持って立つ村長の奥さんを見るのです。
すると、さすがは気の利く奥さん、すぐに察して曰く。
「こっちは構いませんよ?
よかったら、お呼ばれしてあげてくださいな。
みんな、ミラさんにお返ししたくて仕方がないんですから。」
と、苦笑気味に他所で食べる許しをくれたのですよ。
ちなみに、「ミラさん」という呼び方は、わたしからお願いしたのです。
年上の女性に様付けで呼ばれるのも、こそばゆいので。
村長さんは恐縮しきりだったのですが、そこは譲れなかったのですよ。
ともかく、リル、ランにお肉をあげたら、ヒゲ旦那と天晴れママさんの家のご招待を受けるのですかね!




