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小説論考  作者: こうづき
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第五章:チェック作品の切り時 その2 更新頻度と更新の時間帯

 人間は忘れる生き物である。人間は、対数関数的に忘却していくのである。


 1か月前に読んだ作品の内容は覚えていることができるが、1年、2年と経つ毎に、記憶は薄れていき、ついには主人公の名前も覚えていないという事態が発生する。

 それでも、ドはまりした作品ならば、何年も覚えていることができるだろう。しかし、時間とは残酷で、それでも時間が経つ毎に忘れるリスクというものは増えてしまうものだ。


 しばらく更新のなかった作品が更新され、久しぶりに読もうと思っても、ストーリーすら覚えていないということになれば、最初から読み直すのも面倒だし、その作品を切ってしまうだろう。読み直しても、また更新が止まるかもしれないからだ。これは、作品に対する信用にひびが入ったといえるかもしれない。

 一方で、その作品にはじめて接するユーザーは、一度更新が止まった作品を見ると、このような更新が止まる可能性を考えて、読むのを躊躇してしまうかもしれない。


 例えば、週刊誌は週刊なので前の刊の内容を覚えているが、これが月刊になると、週刊よりも読むのをためらうことが増えるだろう。なぜなら、ひと月経って覚えているかという不安が生じるからである。不定期になると、もう読む気がしなくなってくる。

 いかにハ〇ターハンターなどのファンが多い作品であろうとも、更新の期待感が薄れれば、読む人も徐々に減っていくだろう。


 作者側としては、どのような態度でこれに臨めばいいだろうか。ひとつは、予約更新を使いこなすと言うことである。一日おきなど、予約した時間にストックを更新し、更新のない期間の最大値をできるだけ短くするべきなのだ。ストックが少なければ、一週間に一度、一か月に一度なども考えるべきかもしれない。要は、書き溜めて小出しにするという戦法が中毒性を生むということだ。


 いつからいつまでこの時間に予約入っていますというアナウンスをして読者の不安を和らげれば、一層リピート率は上がるだろう。


 また、更新時間帯というのも重要である。多くの人間は働いており、夜に帰ってくる。そして、小説投稿サイトをチェックするとき、マイナー作家の新規読者は更新時間順で入ってくる以外にほとんどない。つまり、更新時間に迷ったならば夜にすべきである。


 これらの理由から、0:00などは、夜という更新時間帯と予約更新が相まっておそらく過密な更新競争となるだろう。

次回のテーマは、「作品の手直し」です。

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