第二章朝~同居決定編
「それで朝の続きだが意識してないってのは本当か?」
「本当ですよ~。そんなに一緒に働き始めて長くないといっても颯太さんってなんだか男の人って感じがしないんですよね~。
なんて言うか親友?家族?って感じが強いんですよね~」
「それって俺は対象外ってことかよ・・・。まあいいといわないけど
とりあえずはこれからどうするかだよな。泊めてやるのは昨日だけって話だったけど
これからはどうするつもりなんだ?」
「どうするもなにもここでお世話になりますよ~。行く所なんてあるはずないですよ~。
どうせ改装が終わるまでですからいいですよね~?
それに間違いなんておこるはずがないって今朝のでわかったじゃないですか」
「お前な~。そういう問題じゃないと思うんだけどな」
「というかですね。今度はこっちから質問していいですか?」
「ん、なんだ?」
「颯太さんってそんなにおしゃべりでしたっけ?仕事中は無口で仕事のこと以外は答えてくれないのに
何でそんなに色々と話してくれるんですか?」
それを指摘されて颯太は自分が唯に対していつもどんな対応しているかを思い出して
失敗したという顔になったのでした。
「そ、そうか?仕事中は必要以上に話す必要がないからな、というか今は唯を泊めるかどうかだろ。
はぁ、仕方ないな改装が終わるまでだからな」
颯太がそう言うと唯はさらに話をはじめたのです。
「わかりました~。お世話になりますね~。それじゃ私の部屋どこですか~?」
「切り替え早いな・・・。部屋なら唯の座ってるソファーの奥にあるドアの先を使っていいぞ」
「わかりました~」
そう言って唯がドアを開けたのでしたがそこで固まってしまったのでした。